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ナカ経年間PV1位は新井薬師「しょぼい喫茶店」 2位は「鍋横大勝軒」閉店

PV1位から、ダンボール製の「しょぼい喫茶店」看板

PV1位から、ダンボール製の「しょぼい喫茶店」看板

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 中野経済新聞の2018年年間PV(ページビュー)ランキングは、「新井薬師に『しょぼい喫茶店』 うつ病患う学生が開業、皆が『生きる』ための場目指す」の記事が1位に輝いた。

PV2位から、「つけそば大勝軒 鍋屋横丁」外観と店主の横山昇さん(12月2日撮影)

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 ランキングは1月1日から12月13日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは次の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 新井薬師に「しょぼい喫茶店」 うつ病患う学生が開業、皆が「生きる」ための場目指す(3/8)

2. 老舗「つけそば大勝軒 鍋屋横丁」が37年の歴史に幕 坂口大将や山岸先輩に感謝(12/3)

3. 「AV女優たちの生身の言葉」テーマに写真展 新井薬師「スタジオ35分」で(8/23)

4. 中野四季の森公園で「餃子フェス」 ギョーザの魅力発信、テーマは「肉汁」(10/10)

5. 中野氷川神社例大祭 旧中野村内みこし20基以上が山手通りや青梅街道など練り歩き(9/4)

6. 「2018東北復興大祭典なかの」開催へ 「青森ねぶた」運行や「東北絆まつり」も(9/14)

7. 中野駅北口一番街に油そば専門店 店名の看板メニュー「ガブリ豚」売りに(11/14)

8. 中野で恒例「羊フェスタ」 ラムチョップやジンギスカン集結、羊愛醸成コンテンツも(10/11)

9. 野方ときわ通りのたこ焼き店「さぶちゃん」閉店 突然の訃報に悲しみ広がる(8/31)

10. 中野にほたて専門店 北海道最北端から毎日天然ホタテを直送、ホタテ釣り体験も(3/29)

 1位は就職活動に疲れ、重度のうつ病を患った現役大学生・えもいてんちょうがオープンした「しょぼい喫茶店」(中野区上高田2)。「就活の時、どの企業にも『要らない』『要らない』と言い続けられ、起き上がることすらできないほどのうつ病になってしまった。誰かにとっては『しょぼい』自分であっても、生きていてほしいと思ってくれる人が必ずいると感じた」というコメントに共感を得た読者も多く、フェイスブックの「いいね!」は4000を超えた。

 2位は、老舗ラーメン店「つけそば大勝軒 鍋屋横丁(通称=鍋横大勝軒)」(中野区本町4)が12月5日、37年の歴史に幕を下ろす直前に取り上げた記事。「なぜ閉店するのか」「なぜ弟子を取らなかったのか」といった疑問や、来店客とのエピソードなどを紹介し、横山大将の人となりについても掲載。閉店予告の貼り紙掲示から12月5日の閉店日まで多くのファンが「つけそば」を食べに駆け付け、毎日行列ができた。閉店関連の記事では、野方ときわ通りのたこ焼き店「さぶちゃん」(野方5)の記事も9位にランクインした。閉店直前まで営業をしていた店主「さぶちゃん」が亡くなり、シャッターにはファンのメッセージが多く寄せられた。

 4位「餃子フェス」、8位「羊フェスタ」、12位「九州ビアフェス」はいずれも、中野駅北口「中野四季の都市(まち)」エリア(中野4)で開催された食フェスの記事。飲食店オープン記事では、7位の油そば専門店「ガブリ豚」(中野5)、ほたて専門店「ホタテん家(ほたてんち)」(新井2)がランクインしたほか、14位のラーメン店「鬼熊」(中野3)、15位「横浜家系らーめん輝道家」(野方5)、18位のロールアイスとエッグワッフルの店「ColourfuL SweetS(カラフルスイーツ)」(中野2)、19位のフレンチレストラン「町のレストラン まひまひ」(中野区中野3)、20位の「うなぎ串」専門店「くりから」(東中野3)、22位の汁なし担々麺専門店「タンタンタイガー」(新井1)などが上位を占めた。

 5位には旧中野村の総鎮守社である中野氷川神社(東中野1)の例大祭、6位には青森ねぶたも運行する「2018東北復興大祭典なかの」の記事がランクイン。中野区内の大型イベントは「中野駅前大盆踊り大会」が13位、「なべよこ夏まつり」が17位、「中野チャンプルーフェスタ」は21位となった。

 今回のランキングでは「食」にまつわるニュースが目立つ結果となった。JR中野駅周辺は今後、中野駅西口改札や南北連絡通路、南口改札周辺、囲町地区などの再開発も控えており、新たなまちの動きが予想される。連続立体交差の工事が進む西武新宿線エリアや、徐々に駅の整備が進む東京メトロ丸の内線エリアなども含め、ナカ経では来年も中野区内の動向をいち早く伝えていきたい。

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