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新井「スタジオサイ」で演出家・小池博史さんの新作舞台、「銀河鉄道の夜」に着想

出演する福島梓さん(左手前)、大塚陽さん(左奥)、佐久間文恵さん(右手前)、下町兄弟さん(奥右手)、撮影=樋口トモユキさん

出演する福島梓さん(左手前)、大塚陽さん(左奥)、佐久間文恵さん(右手前)、下町兄弟さん(奥右手)、撮影=樋口トモユキさん

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 空間演出家・小池博史さん脚本・演出・振り付けを担当する舞台「Milky Way Train~138億光年の憂鬱(ゆううつ)」公演が2月12日と13日の2日間、「スタジオサイ」(中野区新井1、TEL 03-3385-2066)で行われる。

(関連フォト)「Milky Way Train~138億光年の憂鬱」ポスター

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 出演は福島梓さん、大塚陽さん、佐久間文恵さん、下町兄弟さん。宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」に着想を得た小池さんによる銀河の中に生きる人間の生死の不思議を描いた演劇作品。劇中で、生徒と先生役を演じる4人は宇宙列車に乗り、夢と現実、古代と現代、生と死の世界を行き来する。ジョバンニでありカムパネルラである生徒とさまざまな存在に姿を変える先生は、環境破壊や資本主義社会の犠牲者の亡霊と出会い、自分たちの存在について深く問い直す旅に導かれるという。

 武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授の小池さんは、空間演出家・作家・振付家・映像作家で「舞台芸術の学校」代表。茨城県日立市生まれ。現在までに演劇・舞踊・美術・音楽などのジャンルを超えた空間芸術作品を16カ国で創作、40カ国で公演。2020年、初の映画監督作品「壊れた時間のバラタ」を制作。1997(平成9)年~2004(平成16)年つくば舞台芸術監督、アジア舞台芸術家フォーラム委員長、国際交流基金特定寄付金審議委員(2005年~2011年)など、さまざまな審議員、審査員を歴任。昨年8月には「なかのZERO」で、前編後編合計6時間半の長編舞台「完全版マハーバーラタ」公演を行っている。

 広報の岡村夏希さんは「小池博史が『銀河鉄道の夜』から新たな世界へと出立。映像と光、身体と音が乱反射しながら、138億光年の幻惑の旅へいざなう。ぜひ見に来てほしい」と話す。

 開演時間は、2月12日=16時と19時30分、同13日=13時30分と18時。合わせて4回公演。チケット料金は、前売り券=3,700円、前売り学生券=2,200円、3歳以下は無料。

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