食べる

宮下交差点近くにカフェバー「なかなかの」 地域に根付き、多文化交流拠点めざす

5人の運営メンバー(左から加藤麻帆さん、物井由香さん、店主の伊藤隼平さん、高井苛実さん、井原麻衣さん)と店舗外観

5人の運営メンバー(左から加藤麻帆さん、物井由香さん、店主の伊藤隼平さん、高井苛実さん、井原麻衣さん)と店舗外観

  • 315

  •  

 山手通りと大久保通りが交わる宮下交差点近くに6月20日、カフェバー「なかなかの」(中野区東中野2)がオープンした。

(関連フォト)店主お薦めの自家製「赤しそサワー」と店内

[広告]

 5月7日・8日の2日間プレオープンし、内装やスツールなどをDIYで完成させ、カフェメニューやバーメニューを決定してグランドオープンした同店。席数は、カウンター16席、テーブル4席。店主の伊藤隼平さんをはじめ、高井苛実(かじつ)さん、加藤麻帆さん、物井由香さん、井原麻衣さんの5人が店を運営する。

 5人にカフェを託した理由を店が入る物件のオーナーで、隣接する梅若能楽学院会館のUmewaka International代表・梅若幸子さんは「単なるカフェではなく、新たな人と人のつながりを重視し、コミュニティー形成が加速すれば、いろんなものがどんどんこの場所から生まれる可能性を感じたから」という。

 カフェタイムのドリンクメニューは、「本日のコーヒー」「ハンドドリップコーヒー」「カフェオレ」「豆乳オレ」「水出しアイスコーヒー」などのコーヒー類、「紅茶」「北欧紅茶」「水出しアイスティー」などのティー類のほか、自家製の「しそソーダ(季節限定)」「ジンジャーエール」「レモネード」「チャイ」、「バナナジュース」「長野県産りんごジュース」「愛媛県産みかんジュース」を、テイクアウトも含めて用意する。価格帯は410円~600円。フードメニューは、モーニングタイムには、ホットサンドやトースト、ランチタイムにはビーフストロガノフなどのご飯ものを、デザートにはプリンやバスクチーズケーキなどを用意する。

 バータイムのドリンクメニューは、ビール類、焼酎類、日本酒類、ワイン類、果実酒類、ラム類、ジン類、ウイスキー類、チューハイ・サワー類など。フードは日替わりで、例としては「なすとししとうの揚げ浸し」「ニラかつを」「ほうれん草のナムル」「きゅうりの浅漬け」「牛肉のワイン煮」などのおつまみ類は300円から500円の価格帯で用意する。

 伊藤さんは「編集者、デザイナー、建築家、映像制作者など、運営スタッフ5人はいろんなジャンルのスペシャリスト。来店した人が5人の何かの媒介でつながり、新しい人間関係やビジネス、文化が生まれていく、そんな場所にしていきたい。また5人とも中野に住んでいないよそ者だが、時を経るごとにこのカフェバーが地域密着型になっていくプロセスを楽しみながら、皆でスペースをを作り上げていきたい」と話す。

 ロゴを制作した高井さんは「丸の真ん中の波は『なかの』の『N』が『なかなかの』という感じで重なり合っているイメージ。色はあくまで淡くしているので、そのシーンごとにそれぞれの色が浮かび上がってくるはず」と話していた。

 営業時間は、カフェタイム=8時30分~17時、バータイム=17時~23時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース