中野区内全域をカバーする中野経済新聞の2024年年間PV(ページビュー)ランキングは、フランスで活躍するパティシエ吉田守秀さんの日本初の路面店「MORI YOSHIDA PARIS」(中野区新井2)オープンを伝える記事が1位となった。
PV2位から、「中野いってらっしゃいフェス」実行委員長の「箕輪家」丸山紘平さん
ランキングは、今年1月1日から12月12日までの1年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. パリで活躍するパティシエ吉田守秀さん、中野区役所近くに日本初の路面店(11/25)
2. 中野四季の森公園で「中野いってらっしゃいフェス」 行列ラーメン店が集結(6/18)
3. 中野四季の森公園で「大江戸ビール祭り」 国内外のクラフトビール一堂に(4/18)
4. 中野氷川神社例大祭 旧中野村のみこし20基超が山手通りなど練り歩く(8/30)
5. 中野坂上・宮下交差点近くに「一汁八菜膳」専門店 神楽坂から移転(5/1)
6. 中野駅周辺が沖縄一色に染まる「中野チャンフェス」 過去最多エイサー参加(6/26)
7. 中野マルイ地下に「ダイドコテラス」 鮮魚やフルーツなど食の専門店ずらり(3/6)
8. 中野駅南口にサンドイッチ専門店 フルーツ系や調理系など全て店内手作り(11/11)
9. 「五等分の花嫁∽」が中野区とコラボイベント アニメ放送5周年記念で(5/10)
10. 東中野に創作和食店「和処りゅう」 ハイカウンターで創作料理や日本酒など(11/26)
1位は、フランスで活躍するパティシエ吉田守秀さんの日本初の路面店「MORI YOSHIDA PARIS」が11月23日、中野区役所北側近くの住宅地にオープンしたことを伝える記事。吉田さんはパリでも日本でも数々の賞を受賞し、日本のテレビ番組「ジョブチューン」に出演した際には「厳しい」コンビニスイーツの審査員を務めて注目を集めていた。プレオープン時から数時間待ちの行列ができ、北海道から九州まで日本各地からファンが、吉田さんの作るスイーツを求めて並んだ。
新店舗関連の記事は、5位の「一汁八菜膳」専門店「ラトリエ ディ アンジェラ」、7位の中野マルイ地下「ダイドコテラス」、8位の中野駅南口のサンドイッチ専門店「メルヘン」、10位の東中野に創作和食店「和処りゅう」、11位の中野駅北口ふれいあいロード北に「ぶ器用中華シェイシェイ」、15位の中野駅南口に「遊びのひろば ゆるナカふぇ」、19位の中野駅北口に「マルショーラーメン」、26位の中野駅南口桃園通り路地裏に「呑み食い処 桃園食堂本丸」、28位の中野駅北口通り沿いにメイドカフェ「HoneyHoney」、29位に東中野駅西口にペルシャ料理店「ゴラーブ」、30位に中野駅南口レンガ坂に「肉のよいち」が、それぞれランクインした。
2位は、編集者・実業家の箕輪厚介さんの名字を冠して一昨年11月にオープン、昨年のWBCの時にダルビッシュ有投手が後輩らと共に来店して話題になった「箕輪家 中野旗艦店」(中野5)店主・丸山紘平さんの「中野区内のラーメン店をみんなで盛り上げていきたい」という思いを形にした「中野いってらっしゃいフェスThe冷やしラーメン」開催前の記事。丸山さんの思いに応える形で、区内の大成食品や西武信用金庫、Seibiiなどがサポートを決めた。参加店も行列店ばかりで、「むかん」「麺家たいせい」「ただいま、変身中。」「ビンギリ」と大成食品とのコラボ店「湯の台食堂」(秋田県にかほ市)と「箕輪家」の6店舗となった。2日目は大雨に見舞われ途中でイベントを中止したが、2日間を通してにぎわいを見せた。
食フェス関連の記事は、3位の国内外のクラフトビールが一堂に集まった中野四季の森公園で開催の「大江戸ビール祭り」、12位のオーストラリアの羊肉や牛肉の魅力伝える「オージー・ミートフェス」、19位の「羊フェスタ」、20位の「やきいもフェス」がランクインした。
大型イベント関連記事では、旧中野村のみこし20基以上が山手通りなど練り歩く中野氷川神社例大祭が4位、中野駅周辺が沖縄一色に染まる「中野チャンプルーフェスタ」が6位、中野駅南口・ナカノサウステラで「好きを交換する巨大カプセル」イベントが13位、中野サンプラザに最後の光を「プロジェクションマッピング」イベントが17位、飲食店を中心にライブやお笑いも楽しめる「中野にぎわいフェスタ」が18位、ビルがスクリーンになった中野セントラルパークで3夜連続「アニメシアター」が23位、「最多人数で盆踊りを踊る」ギネス世界記録挑戦が24位となった。
9位には「五等分の花嫁∽」コラボの街歩きイベント、14位には中野区役所新庁舎が落成、中野セントラルパークに「一番搾り」コラボのビアパーク、21位の「東京中野文学賞」公募が始まった記事が、それぞれランクインした。
今回のランキングでは、新たな店舗の開店記事や中野四季の森公園での食フェスの記事なども含め、停滞していた経済が再び動き出すことを期待させる記事が多くランクインした。
中野サンプラザは閉館し、サンプラザ関連のコンサートやイベントがなくなり関連記事も皆無となった中、物価高騰などのあおりを受けてサンプラザエリアで新たな事業を行う事業者が計画を再検討、サンプラザの建て替えが中断していることを連日のようにメディアが取り上げている中、中野駅周辺では中野駅西口改札や南北連絡通路、南口改札周辺、囲町地区などの再開発も進んでいる。連続立体交差の工事が進む西武新宿線エリアや、徐々に駅の整備が進む東京メトロ丸の内線エリアなども含め、ナカ経では来年も、中野区内の動向や小さなハッピーニュースをいち早く伝えていきたい。