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中野で「相撲健康体操」を取り入れたデイサービス-開所式には「ちゃんこ」も

開所式には元関脇の巨砲親方(写真右から2人目)も駆け付け、お手製ちゃんこを振る舞った

開所式には元関脇の巨砲親方(写真右から2人目)も駆け付け、お手製ちゃんこを振る舞った

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 中野区中野5丁目で8月21日、「デイサービスセンターみやび」(TEL 03-6454-0973)の落成式が行われた。運営は有料高齢者施設を手掛ける千雅(埼玉県ふじみ野市)。

「デイサービスセンターみやび」(外観)

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 中野区が推進する地球温暖化対策の拠点「中野区温暖化対策推進オフィス」(中野5)へ、すでにテナント入居していた同社が、同区や同区議、地元商店街や老人クラブなどの協力を得て同センターを開所した。12時30分からの落成式には、同社の田中千代美会長や地域の代表、元関脇の巨砲親方ら合わせて25人が参加し、氷川神社の神主による神事が執り行われた。

 13時からのオープニングパーティーには田中大輔中野区長をはじめ、伊東しんじ中野区議会議長や各党派の幹事長ら、中野区商店街連合会の折原名誉会長、中野区社会福祉協議会の鈴木常務理事ら合わせて約50人の来賓が列席したほか、巨砲親方が朝から仕込んでいた「特製ちゃんこ」、同社が保有している黒田官兵衛が築城し細川忠興が完成させた奥平一族の居城として知られる中津城(大分県)の名物「中津城からあげ」など、キリン(中野4)が提供した飲料なども振る舞われた。

 あいさつで田中社長は「今、もっとも注目されている中野で、デイサービスセンターを開所できることを大変うれしく思っている。また、縁あって日本相撲協会からも全面的に協力いただけるとのことで、お年寄りに人気の相撲を身近に感じられるよう、相撲健康体操も取り入れ、楽しく健康でいきいきできるサービスを提供したい」と話した。また田中区長は「高齢化という大きな課題に対して、安心して住める街づくりを、官民一体となって進めてほしい」と話した。

 パーティー会場には、同社が保有する第35代横綱双葉山関や巨砲関の化粧まわしの展示のほか、「相撲健康体操」DVDが流され、巨砲親方のトークショーも行われた。パーティー終了後には広島で起こった土石流災害の対応をしていた松本文明衆議院議員も現地より駆け付け、「双葉山関と中野区の関係も含め、中野には相撲文化が根付いている。相撲健康体操を取り入れた相撲デイサービスを楽しみにしている」とコメントした。

 同社は今月中にもサービス内容を決定し、9月から本格的に始動する予定。

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