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「中野ブロードウェイ城」築城 インバウンド需要見据え、情報発信拠点として

中野ブロードウェイ2階北側階段付近に「築城」された「中野ブロードウェイ城」

中野ブロードウェイ2階北側階段付近に「築城」された「中野ブロードウェイ城」

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 中野ブロードウェイ商店街振興組合(TEL 03-3388-7004)が12月5日、中野ブロードウェイ(中野区中野5)2階の北側階段付近に「中野ブロードウェイ城」を「築城」した。

(関連フォト)中野ブロードウェイ商店街振興組合の金子義孝事務局長

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 昨年10月末に歌手でタレントの中川翔子さんが記念館長に就任し、今年10月で丸50年を迎えた同施設。51年目に突入し、次の時代に飛躍するため、10月末から「築城50年 未来」というキャッチコピーと共に、「次の時代へ、次元へ、宇宙へ飛び立てるような城をイメージした『中野ブロードウェイ城』」をキービジュアルに掲げている。

 同組合の金子義孝事務局長によると、「中野ブロードウェイ城」はこれまで、ポスターなどにイラストとして登場していたが、「実体化」は今回が初めてという。

 同施設2階にこれまであった観光案内スペースを改装し、「築城」した城の大きさは、高さ約2メートル、幅1.5メートル、奥行きは30センチほど。城を支える石垣の下には4基のロケット噴射口を備える(という設定)。壁側の背景は「漆喰の(しっくい)の城壁」をイメージした。

 インバウンド客に向けた観光フォトスポット需要を見込むほか、中野区の観光案内ビデオ放映、区内や連携都市のパンフレットなどを活用した、同エリアの情報発信拠点と位置づけ、戦略的展開を図る。

 金子事務局長は「情報の伝達や商売のやり方もネットに変わりつつあり、店舗側もいろいろと考えていかなければ生き残れない。50年を過ぎ、新たな挑戦をしていきたいとの思いから城を作った。週末には全体の3割を占める外国人客へのPRなど、この城からさまざまな情報を発信していきたい」と意気込む。

 同施設では今年、館内におけるWi-Fiやタッチパネル式情報端末の増設した。現在、ホームページの多言語化を行っていて、今後AR技術を使ったエンタメ性の高いコンテンツギミックなどで情報発信を推進していく方針という。

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