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中野・上鷺宮に「十割そば」新店 和食に外国要素を取り入れた独自メニューも

芳寿豚の仏蘭西(フランス)田舎煮/和風リエット

芳寿豚の仏蘭西(フランス)田舎煮/和風リエット

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 西武池袋線・富士見台駅南口近くに「そば切り かはほり」(中野区上鷺宮4、TEL 03-4291-6158)がオープンして3カ月がたった。

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 店主の織笠真人さんは30年以上システムエンジニアをしていたが退職。そば打ちの修業をし、かねて夢だったそば店を2015年10月17日に開業した。「十割そばとオリジナル料理のつまみ」をコンセプトとし、キャッチコピーは「富士見台のアバンギャルドな手打ちそば屋」。自ら打つそばとオリジナルつけ汁、独学で学んだ和食、そのほか中国やフランス、イタリア、タイ、ネパールなどの要素を取り入れたおつまみやデザートを提供する。席数はカウンター4席、テーブル8席の計12席。

 「店名の『かはほり』は、平安時代から鎌倉時代に使われていた、蝙蝠(こうもり)の古語。中国語で蝙蝠(ビアン・フー)の蝠は福(フー)と同じ発音のため、古代から幸運の動物と考えられていて、長生きの象徴でもあり、風水では5匹のコウモリを『五福臨門』と呼び、長寿(長生き)、富貴(財と地位)、健寧(健康と平安)、好徳(陰徳を積む)、善終(臨終の時に心残りがない)と、最高の福の象徴でもある。来た人に『五福』が来るようにと命名した」といい、店のロゴや箸置きなどにもコウモリがデザインされている。

 そばのメニューは、辛味大根を薬味とした「十割もりそば」(900円)、ジャガイモのペーストつゆで食べる「西行桜そば」(1,100円)、「鴨(かも)つけそば」「鴨南蛮」(以上1,650円)、「温かい椎茸(しいたけ)そば」(1,000円)など。そば前メニューは、「本日の自家製漬物」「汁まで飲める青葉とトマトのお浸し」「じゃがいものパンケーキ、田楽ソース」「ふろふき大根・いしる風味」「揚げたて自家製がんもどき」「宝寿豚の仏蘭西(フランス)田舎煮」「大仙鶏のそばつゆから揚げ」などの創作料理を用意する。

 ドリンクメニューは、「箕面ビール ペールエール」や「コエド瑠璃」などのクラフトビール、「楯野川」や「あさ開」などの全国各地の日本酒のほか、焼酎、ワイン、シングルモルトウイスキー、ソフトドリンクなどを用意。デザートは「レーズンとクランベリー入りセミフレッド・黒すぐり風味」や、予約が必要となる「美人になる?白玉団子入りココナッツミルクぜんざい」など。

 織笠さんは「最近、時間と手間のかかるオリジナル料理を含めたコース料理も始めた。日本各地の郷土料理を取り入れたランチ営業も、間もなく始めるつもり。この店に来なければ食べられない、オンリーワンのそばと料理を楽しめる店にしたい」と意気込む。店内には、ギターも弾く織笠さんの好きな1960年代から最近までのジャズやブルース、ファンク、ロックなどの音楽が流れている。

 営業時間は17時30分~21時30分(ラストオーダー)。水曜定休。

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