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年内最後の「なかのアンテナストリート」 学生ボランティア4年生は卒業へ

観光協会ブースは大学生ボランティアも運営に関わる(昨年12月開催時の様子)

観光協会ブースは大学生ボランティアも運営に関わる(昨年12月開催時の様子)

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 中野セントラルパーク(中野区中野4)で12月3日、年内最後の「なかのアンテナストリート」が開催される。主催は中野区観光協会。

(関連フォト)子どもたちがデザインしたオリジナル雪だるまのオブジェ(手前)

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 今回はクリスマスをテーマに開く同イベント。出店ブースは、ホットワイン・生ビール・ラムネなどを販売する「観光協会ブース」、「焼き小籠包(ショーロンポー)」などの台湾屋台料理を販売する「KEN'S DINER」、ドライフルーツを販売する「石川屋フーズ」、焼き菓子やジャムなどを販売する「さくらやま果房」、犬用ウエア販売とクリスマスリース作り体験を行う「ロータス」のほか、明治大学の学生や留学生が中心となって活動している「セカメシ」ブースでは台湾のタピオカミルクティーや鉄板焼きなどを販売する。犬シェルター支援を行う「SORA」はチャリティーブースとなる予定で、会場には子どもたちがデザインしたオリジナル雪だるまのオブジェも展示する。

 「世界のご飯」から中野のグローバル化を進めることを目標に活動している「セカメシ」リーダーの明治大学3年・神田眞子(まこ)さんは「アメリカ留学中に参加したお祭りで、焼き鳥を作った。そこで印象的だったのが、自分が作った焼き鳥を、たくさん訪れた地域の人に『おいしい』と言ってもらったこと。交流する機会のなかった地域の人に自国の料理を褒められ、さらに日本のことを好きになった」という。同大学2年の台湾からの留学生・葉凌豪(ヨウリンホウ)さんは「今回、台湾の食べ物を発信する機会を頂き、大変光栄に思っている。明治大学の台湾留学生会は全力で頑張るので、台湾本場の味を感じてほしい」と参加を呼び掛ける。

 毎回、地域団体やショップ、大型イベントとコラボしながら4月から12月まで毎月第1土曜に開催されている同イベント。運営には同協会関係者だけでなく、多くの明治大学や帝京平成大学の大学生がボランティアスタッフとして関わっている。今回が年度内最後の開催となり、同時に4年生は同イベントのボランティアを卒業する。

 同イベント初期から運営ボランティアとして参加してきた明治大学4年の宮澤りささんは「大学生にとってこのイベントは、地域の皆さまや中野区の団体の方々と関わることができる素晴らしい場。4年間を通して中野の良さをたくさん知ったので、それを少しでも多くの人に伝えたいとボランティアに参加してきた。今後も中野の魅力が詰まった『なかのアンテナストリート』に多くの方が足を運んでくれたらうれしい」と話す。同協会の宮島茂明理事長は「いつも一生懸命な大学生ボランティアには本当に感謝している。今回でアンテナストリートを卒業する4年生の雄姿を見に来てほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は11時~16時。雨天中止。

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