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明治大学国際日本学部が中野区と連携講座 全コマ区長が教える講座も

握手を交わす田中区長(左)と明治大学国際日本学部の横田学部長

握手を交わす田中区長(左)と明治大学国際日本学部の横田学部長

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 明治大学中野キャンパス(中野区中野4)国際日本学部は3月21日、中野区(同)協力の下、社会連携科目を新設することを発表した。

(関連フォト)明治大学中野キャンパス外観

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 「国際化」「先端研究」「社会連携」をコンセプトに2013年、中野四季の都市(まち)に開校した同大学は、同区や同区内企業などと連携しながら教育や研究に取り組んできたが、今回は同大学で初めて、学生に単位を授与する正規科目としての連携講座を新設。2017年の前期講座で、「中野区地域国際化実践講座」と「基礎自治体講座」(いずれも全14回)の2講座を実施する。

 「中野区地域国際化実践講座」は全学年対象で定員20人。中野区の魅力や人口・地理、産業振興、多文化共生などのほか、フィールドワークや現場体験活動なども含まれる。「基礎自治体講座」は全学年対象で定員の上限はなく、全コマ田中大輔中野区長が教鞭をとる。超高齢化社会の現状、地方自治、行政とは何か、民意と政治、税と財政、特別区などを盛り込んだ内容となっている。

 同大学国際日本学部の横田雅弘学部長は「自分たちのミッションは、日本の魅力を再発見し、世界に発信すること。学生たちは社会人基礎力を体験的に身に付け、成果を出す力を付けるのと同時に、ポップカルチャーの宝庫である中野区を自分たちのキャンパスとして捉えて、学んでほしい。このような取り組みは、中野キャンパスのほかの学部やほかのキャンパスにも広げて行きたい」と話した。田中区長は「社会で活躍できる人材が求められている現在、実際の課題を解決できるような学びができることは学生には良いこと。そして多くの若者の意見が聞ける、肌で感じられることは区政にとって新鮮な材料となる」と期待を込める。

 中野区との連携講座は2017年4月~9月(春学期)。

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