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中野で体験型雑誌「おためしっくす」創刊 フリーペーパーから有料誌に

まちおこしプロデューサー藤井聡さんと「おためしっくす」創刊号

まちおこしプロデューサー藤井聡さんと「おためしっくす」創刊号

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 エフ・スタッフルーム(中野区中央4)が9月1日、中野区のフリーペーパー「おこのみっくすマガジン」を廃刊して有料誌「おためしっくす」を創刊する。

「おためしっくす」創刊号表紙

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 2010年の創刊から隔月1回発行し、同区内のランチ情報やイベント、コラムなどを掲載する「おこのみっくすマガジン」。JR中野駅構内や飲食店など約600カ所に設置し、3万部を配布していた。今年4月、47号をもって廃刊し、定期刊行の有料雑誌「おためしっくす」としてリニューアルすることを発表していた。

 新雑誌のコンセプトは「お試し」。中野の伝統工芸、趣味や習い事、ランチやディナー、健康ジムやマッサージなど、「中野の街でとにかく試して体験・体感してみよう!」をモットーとした読者体験型雑誌となっている。編集部と一緒に読者が突撃潜入取材する「記事コーナー」、「お試し価格」で店のお薦めメニューを食べたり買ったりできる「お店&商品の紹介コーナー」、普段食べているおいしいものを自宅に取り寄せたり知人に送ったりできる「お取り寄せ商品コーナー」を準備している。創刊号の目玉企画は9月8日から3日間開催する「蔵出し・拝見!私の宝もの展」。キュラーズ中野弥生町店(中野区弥生町3)とのコラボで1フロアを貸し切り、中野の有名人の思い出の品を展示する。

 同社の藤原秋一社長は「おこのみっくすは、中野という街の新参ものとして登場以来、よくぞタウン誌としてここまで来たものだと感じている。紙媒体の売れないご時世に、あえてフリーペーパーから出版業界へ参入した。書店はじめ直販をお引き受けいただける各商店のご協力を得ながら、新雑誌が皆さま方のお目に留まる日を楽しみにしている。改めてお引き立ていただければ。我が町・中野で一番面白くてためになるはず」と意気込む。

 同社まちおこしプロデューサーの藤井聡さんは「『おためしっくすマガジン』を手に持って、新しい発見を楽しんでほしい。そして9月8日から始まる『私の宝もの展』も中野初の試みなので、ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 A5判、116ページ。価格は800円。中野区内書店、セブンイレブンの同書取扱店、元「おこのみっくすマガジン」設置店などの直販契約店、「食のお試しメニュー」参加51店などで取り扱う。

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