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中野ブロードウェイに「うどんや大門」 映画「UDON」製作スタッフが転身

プレオープン時の店舗外観と坂本さん一家

プレオープン時の店舗外観と坂本さん一家

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 中野ブロードウェイ(中野区中野5)地下1階「中華大門」跡地に11月20日、讃岐うどん「うどんや大門」がオープンする。

(関連フォト)「かけうどん」(写真は麺とだしが冷たいもの)

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 ユースケ・サンタマリアさんと小西真奈美さんが主演を務め、2006年8月に公開された香川県を舞台とした映画「UDON(うどん)」の製作スタッフとして携わっていた中野区在住の坂本太夫(たかお)さんが店主を務める同店。席数はカウンターのみ8席。

 「香川県に滞在していた数カ月の間に香川県独自の食文化に魅せられて、映画の仕事を辞めることがあればうどん屋を開こうと考えていた」という坂本さん。同映画の製作から約7年後、映画の仕事を辞めて香川県に移り住み、讃岐うどんの人気店「うどん一福」で修業を重ねたという。同店が東京・神田に出店した際はオープン時から副店長を務めた。

 毎日粉からこねる手打ち讃岐うどんのメニューは「かけうどん」「しょうゆうどん」(以上400円)、「ぶっかけうどん」「釜揚げうどん」(以上450円)、「釜玉うどん」(500円)、「肉うどん」(650円)。「おあげ」「鳴門わかめ」「南高梅」「温泉卵」「生卵」「バター」「マヨネーズ」など、「うどんの上」というトッピングメニューを用意する。

 天ぷらメニューは「ちくわ」(80円)、「半熟たまご」(100円)、「玄米餅」「鶏」「げそ」(以上150円)などのほか、香川県のあまい「金時豆」の天ぷらや、季節の天ぷらも用意する。アルコール類は「サッポロラガー赤星(中瓶)」(500円)のみ。

 のれんの書は、坂本さんがスタジオジブリに勤めていた時代に世話になったというプロデューサー鈴木敏夫さん直筆。店内には宮崎駿さんからの同店繁盛を願ったイラストが並ぶ。

 坂本さんは「僕の作るうどんは極めて質素で飾り気はないが、本物の味だと自負している。毎日食べられるブロードウェイの食堂として使っていただければ幸い」と話す。「店名に『大門』と付けたのは、この場所で長年愛されていて今年閉店した『中華大門』に敬意を払って。中華大門のご主人に許可を頂いたので、そのハートも受け継ぎたい」とも。

 営業時間は11時~18時。水曜定休。

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