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旧中野町役場もあった区内最大「宝仙寺」本堂で初の寄席 三遊亭とむさん独演会

出演は三遊亭好楽師匠の弟子・三遊亭とむさん

出演は三遊亭好楽師匠の弟子・三遊亭とむさん

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 地下鉄丸の内線・中野坂上駅近く、旧中野村役場もあった中野区最大級の宝仙寺(中野区中央2、TEL 03-3371-7101)本堂で3月12日、三遊亭とむさんによる独演会「中野 宝仙寺寄席」が開催される。

会場となる宝仙寺本堂

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 宝仙寺境内で最大の建造物「本堂」を会場に行われる寄席で、1087年から1094年に源義家に創建された同寺では、過去に故・三遊亭圓楽(五代目)さんが落語会を開催していたが、「寄席」という形でイベントが行われるのは長い歴史の中で今回が初めてという。本堂に高座を用意し、三遊亭とむさんが落語をする。

 とむさんは、1999年2月にお笑い芸人としてデビュー、テレビ番組などに出演。2011年8月には落語家・三遊亭好楽師匠に弟子入りし、三遊亭こうもりとして活動した後、2014年9月1日には2つ目昇進を機に高座名を三遊亭とむと改名。昨年11月11日に結婚し、すてきな結婚式を挙げてみたいというカップルを応援する日本テレビの番組「なら婚」出演でも話題となった。

 とむさんは「生まれ育った中野、宝仙学園小学校は母校でもあり、この『寄席』を始められることを誇りに思う。宝仙寺は師匠・三遊亭好楽の師匠で自分の大師匠にあたる五代目・三遊亭圓楽師匠も落語会を開催されていたとのこと。今から緊張していますが精一杯頑張りたい」と意気込む。

 13時30分開場、14時開演。木戸銭は1,000円。今年は、第2回=5月14、第3回=9月10日、第4回=12月10日の寄席を予定している。

 宝仙寺は奥州・後三年の役を平定して凱旋(がいせん)帰京の途中にあった源義家によって平安後期に創建、陣中に護持していた不動明王像を安置するためだったといわれている。中野区内で最も広大な寺の一つで三重塔や仁王などの文化財も多数保有、江戸時代は将軍のタカ狩り休憩所、戦前には中野町役場も建っていた。

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