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内田也哉子さんがドキュメンタリーを旅する「戦争と対話」 東中野で上映へ

戦没画学生の作品を集めた美術館「無言館」と内田也哉子さん

戦没画学生の作品を集めた美術館「無言館」と内田也哉子さん

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 信越放送がこれまで制作したドキュメンタリー番組を手がかりにエッセイスト内田也哉子さんが6つの場所を訪れて6人の対話人と対話の旅を続ける戦後80年を考えるドキュメンタリーの旅6作品を上映する「戦争と対話」が8月30日、東中野駅北側の映画館「ポレポレ東中野」(中野区東中野4)で始まる。

(関連フォト)「戦争と対話」ポスター

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 内田さんは日本のエッセイスト。東京都出身。父は内田裕也さん、母は樹木希林さん、夫は本木雅弘さん。昨年、長野県上田市の戦没画学生の作品を集めた美術館「無言館」の共同館主となった。戦後80年を迎え、信越放送が1986(昭和61)年~2024年に制作した過去のドキュメンタリー番組を追い、6人との対話の旅をつづった映画6作品。企画・プロデュースは阿武野勝彦さん、監督は中村育子さんが務めた。

 フォークシンガー森山直太朗さんとの対話「無言館・レクイエムから明日へ」、タレントYOUさんとの対話「少年たちは戦場に送られた」、ジャーナリスト青木理さんとの対話「再会~平壌への遠い道~」、ミュージシャン坂本美雨さんとの対話「遼太郎のひまわり」、岸本聡子杉並区長との対話「78年目の和解」、佐喜眞美術館佐喜眞道夫館長との対話「いのちと向き合う」の6作品を日替わりで上映する。

 森山直太朗さんとは戦時中の画学生たちが胸に秘めていたであろう思いと表現の可能性を、YOUさんとは一方向に流れ始めた時の空気の壊し方を、青木理さんとは日朝関係に流れる感情のエポックを、坂本美雨さんとは命への慈しみを、岸本聡子さんとは諍(いさか)いと和解を、佐喜眞道夫さんとは大作「沖縄戦の図」を前にアートの可能性を、それぞれ語り合う。

 上映時間は12時~・14時~の2回で、9月6日以降は12時~を予定。スペシャルトーク付き特別チケットは2,200円。全席指定(96席)。舞台あいさつやゲストを交えたスペシャルトークの日程は同館サイトで確認できる。

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