JR中野駅北口から東側線路沿い徒歩1分の所に7月25日、「謎の店」(中野区中野5)がオープンした。
8月上旬からフェイスブックなどのSNS上で看板の写真だけがアップされ、「バーですか?」「ネーミングセンスと看板が最高」「何の店かわからないし入りづらい」「店内が謎じゃなかったらがっかりする」「3階ってのが怪しい」「入り口に行ってみたら違う会社だった」などと話題となっていた。
同店の「正体」は、デザイナー兼店主の森田ツヨシさんが5年ほど前に立ち上げたアパレルメーカー「THUNDERBOX(サンダーボックス)」の直営1号店。これまではセレクトショップなどに卸したり、熱狂的なファンに通販で商品を提供したりしていたが、念願の直営ショップをオープンしたという。
ブランドのコンセプトは、洋服に縫い付けてあるブランドタグにも表示されている「OMOSHIRO KAKKOII CLOTHING(面白かっこいい洋服)」。店内では森田さんがデザインしたTシャツやカットソー、シャツや小物など、約50点を展示し販売、「面白い」と思ったグッズなどもセレクト販売するほか、都内では珍しいとされる「コスモス」のガチャ自販機も設置しているという。
森田さんは「店名の『謎の店』は一緒にやっている友人と『ノリ』で付けたが、そのままショップコンセプトとリンクしているので気に入っている」と明かし、「岡崎から上京し、中野にはすでに15年も住んでいる。店を持ちたいと思い始めたが、中野以外で店を開くことは考えられなかったのでとてもうれしい。とにかく自分が『面白かっこいい』と思ったデザインで洋服を作っているので気軽に来てほしい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は12時~20時。水曜定休。