認定NPO法人日本国際親善協会(事務局:東京都新宿区)が新宿区在住(もしくは新宿区へ来訪)の外国人や日本人向けの国際交流会を開催します。
日本人も外国人も、子どもから大人まで、みんなで楽しめるイベントです。幅広い世代の方々のご参加をお待ちしております。
日本国際親善協会の役割は、長年の国際支援・国際交流の経験を生かし、外国人と日本人との地域交流の場を設け、地域の問題解決に貢献していくことだと考えています。
今回、老若男女誰でも参加できる茶道、書道、折り紙、歌などプロフェッショナルな講師による指導のもと、楽しく日本文化を体験できる交流会を開催する運びとなりました。
??イベント開催の背景
新宿区は、約130の国や地域からなる4万人を超える外国人が暮らしており、その割合は区民全体の約13%に達しています。(令和5年度新宿区多文化共生実態調査 2024年2月7日)
https://www.city.shinjuku.lg.jp/tabunka/tabunka01_002063_00001.html?utm_source=chatgpt.com
この多様性は地域の活力となる一方で、以下のような課題も浮き彫りになっています。
外国人住民と日本人住民との交流機会が限られており、相互理解の不足が問題となっていると言われています。
区内在住の18歳以上の外国人5,000人に対する多文化共生実態調査の中で、日常生活で困っていることについて特に多かったのは、「ことば」「友人が少ない」というものでした。このことから、交流のきっかけや場を求めていると考えられます。「日本人とつき合いがない」と答えた外国人が50%を超えています。日本人とつき合いがない理由は「話しかけるきっかけがない」(70%近く)「つき合う場がない」(40%強)、などです。
日本人高齢者の独居や孤立の問題が指摘されていますが、外国人高齢者の孤立もまた、日本国内において深刻な社会問題となっています。戦後の労働力不足を補うために移住した外国人や、国際結婚を経て日本に定住した方々が高齢化を迎えています。しかし、言語の壁や社会的支援の不足、地域コミュニティとの交流により、社会から孤立しやすいという問題があります。
新宿区の調査結果は「文化理解を深めることが、偏見や差別の解消につながる」という共通認識があることを示しており、それを促進する取り組みの必要性を裏付けていると言えます。
本事業は、令和7年度新宿区協働推進基金助成事業として実施するもので、外国人と日本人が日本文化を体験しながら交流するイベントです。単なる娯楽の場にとどまらず、互いの文化を理解し合うための新しい交流の形を生み出すことを目指します。
ご関心をお寄せいただいている皆さまのご参加をお待ちしております。
■ イベント概要
認定NPO法人日本国際親善協会
日本国際親善協会1998年の日本ペルー親善協会設立からはじまり、現在まで日本国際親善協会(2001年改称)として国際交流・支援を目的とし活動してまいりました。これまでベトナム社会主義国のハティン省、ドンナイ省などに浄水装置を15号機まで設置するほか、10年以上に渡り、家庭的経済的困難な学生本人へ直接手渡しによる学資支援を行ってきました。そして2024年11月、認定NPOとして初めて、法務省・厚生労働省より監理団体として許可を受けました。