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中野で初開催の「餃子フェス」閉幕 ギョーザ女子も集結、参加者8万人

中野区外から来たという2人組の「ギョーザ女子」(最終日)

中野区外から来たという2人組の「ギョーザ女子」(最終日)

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 中野・四季の森公園(中野区中野4)で5日間開催された「餃子(ギョーザ)フェス」が10月16日、閉幕した。主催は中野区観光協会(中央3)とAATJ(港区)で構成される実行委員会。

(関連フォト)中野区観光大使も参加(左=NORI、右=メト子)

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 「『最強のシェアめし』知られざる餃子の魅力を中野から発信!」をコンセプトとした同フェス。「面白い・楽しい・おいしいを仲間とシェア、SNSでシェアし、楽しい時間を仲間とシェア」を合言葉に、一般的な王道ギョーザではなく「進化系」と呼ばれるアレンジ・ギョーザの人気店15店を全国から誘致し、1皿600円均一で提供した。

 参加店は、「えび餃子」の西麻布「炙り家 緑」、「健太餃子」の「宇都宮餃子館」、「黒豚焼き小籠包」の横浜中華街「大連餃子基地DALIAN」、「ブルーチーズソースの水餃子」の「鉄板餃子酒場 ちびすけバル」、「みそダレ黒豚餃子」の兵庫県芦屋「伊東屋」、「サクサク揚餃子」の「一口餃子酒場BLG」、「北の大地!十勝餃子」の「北海十勝餃子」、「肉巻餃子」の「札幌マルエス食堂」、「肉汁おとど餃子」の「肉玉そば おとど×酔っ手羽」、「京都えびチーズ餃子」の「福吉 京都本店」、「肉汁焼き餃子」の「THE GYO」、「天下統一 家康ぎょうざ」の「和風居酒屋 森」、「旨スパイシー!チリポヨ焼き餃子」の「WASH1N TOKYO」、「東京手羽餃子」の「肉汁餃子製作所ダンダダン酒場」、「台湾羽根つき焼小籠包」の「「鼎’s by JINDINROU」の15店。ほかに「ライス」「わかめスープ」販売ブースやビールなどのドリンク販売ブースも並んだ。

 初日にはテレビ番組などで紹介されたり、2日目には現在中野ブロードウェイ50周年記念館長就任中で歌手・タレントの中川翔子さんもプライベートで立ち寄り、自身のツイッターで「ふるさと中野で餃子フェス!もりあがってほしいなあ」(原文ママ)とつぶやかれたりするなどで話題となって、来場者は日ごとに増えた。最後の2日間はオープン前からチケット販売ブースに行列ができ、昼過ぎには会場が人で埋め尽くされた。参加者は、初日=7000人、2日目=1万人、3日目=1万1000人、4日目=2万7000人、最終日=2万5000人となり、合計8万人となった。

 会場の「ギョーザ女子」らは、「全国の人気ギョーザ、超楽しい」「ギョーザとビールはホント最高」「仲間同士でギョーザはいいね」「今日2度目、お昼も来た」と話していたほか、映画「幸福のアリバイ」の鑑賞チケットが当たるフォトコンテストを実施していることもあり、ギョーザを食べている自撮り写真をSNSにアップする人も多かった。ネット上には「中野に初めてメジャーな食フェスができた」「リアルに一番集客したイベントだったのでは?」「テレビや口コミの力はすごい」などの声も上がっていた。

 中野経済新聞の調べでは、5日間を通して女性参加者の割合が多く、平日は夜になるとスーツ姿の男性客が増えた。昼間は会場の端でビニールシートを敷いて参加する子ども連れも多く、参加グループは3人~4人が中心。販売数上位は「京都えびチーズ餃子」「台湾羽根つき焼小籠包」「札幌肉巻餃子」あたり。それほど暖かくなかったが、ビールはよく出ていたようだ。

 AATJ取締役COOの遠藤衆(しゅう)さんは「いろいろなハードルを越えての開催、本当に感謝しており、こんなにもギョーザを楽しんで食べてくれてうれしい。イベントとしても大成功だったので、来年もまた中野で開催したい」と話す。

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