中野区全域を会場とする「なかのまちめぐり博覧会（愛称＝ぐるっと中野）」が10月22日から11月27日まで、約1カ月間にわたり開催される。主催はなかのまちめぐり博覧会実行委員会と中野区。

（関連フォト）昨年のオープニングセレモニーにも登場した「TIGGERS DANCE TEAM」

　同博は、区の都市観光推進の一環として「多彩な魅力あふれるにぎわいの都市（まち）なかの」の実現に向け、商店街、企業、学校、団体などが主体となって地域資源を活用し、自主的に82の企画や運営をするイベントなどの総称。区民や来街者が魅力を楽しみ、より多く滞在・回遊することで、にぎわいや地域の交流、中野区への愛着が生まれることを目的とし、4回目の開催となる。

　内容は、アニソン・アイドルライブやコスプレパレードなどを有するサブカルの祭典「中野文化祭」、日本を代表する作家の作品が野方WIZに展示される「アール・ブリュットde街おこし展6」、区内の西武新宿線5駅を巡る謎解きウオークラリー「ゴー！！なかの～ス」、高得点者だけが中野ものしり博士に認定される「中野区検定」、鷺宮にある古民家ASAGOROでの「古民家フェス」のほか、「ヒューマンライブラリー」「東京行燈（あんどん）祭」「中野のお風呂屋さん巡りスタンプラリー」「関東バス＆哲学堂公園 東日本大震災復興支援 哲学堂公園チャリティーイベント」「なかのエコフェア」などと、学園祭、ワークショップ、セミナーなどが区内全域で開催される。

　イベント初日の11時から、中野サンプラザ前広場で同博のオープニングイベント「TIGGERS DANCE TEAMのダンスパフォーマンス」を予定。「TIGGERS DANCE TEAM」は中野区を中心としたキッズチアダンスチームで、中学生チーム「TIGGERS　Brave」がフロリダの全米世界選手権で優勝している日本を代表するチーム。コラボするゆるキャラは、同博マスコットキャラクター「クルトン中野」や区内のゆるキャラが登場予定。

　中野区都市観光・地域活性化担当の藤永益次副参事は「中野ならではのさまざまなイベントが区内各所で開催される。中野を遊びつくしてください」、同区広報担当の堀越恵美子副参事は「区外の人たちに中野の魅力を知っていただけるチャンス。37日間あるので、興味のあるイベントを見つけて、より中野を好きになってほしい」と、それぞれ参加を呼び掛ける。

　11月27日まで。詳しくは「まるっと中野」公式サイトで確認できる。