東京アナウンス学院(中野区弥生町1)は1月10日、芸能バラエティ科の学生による卒業記念ライブを開催した。会場はなかの芸能小劇場(中野区中野5、TEL 03-5380-0931)。
同学院は東放学園グループで唯一中野区に拠点を構える専門学校。アナウンス科だけでなく、芸能バラエティ科、ダンスパフォーマンス科、演技科、放送声優科の5科があり、同イベントは芸能バラエティ科のバラエティタレントコースとお笑いタレントコースの、合わせて約20人の学生が卒業記念として毎年企画している。
18時30分に開演、同学院の学生ながらすでに浅井企画(品川区)のタレントとしても活躍中の笑いトリオ「3LDK」が司会を務めた。オープニングは3LDK、本当は女性の前田和奈さんと体育会系の大野啓太さん、石本昇輝さんを加えた3人による絶妙な掛け合いで同イベントがスタート。女子合同コント、お笑いネタ、大道芸などの特技披露、男子コントとイベントは進み、満員の会場の爆笑を誘っていた。イベントの途中では唯一学生以外の出し物、同学院講師でテレビ業界でも活躍する現役ディレクターが制作した番組「どっきりリアクション講座」が上映され、笑いと同時にうなずく生徒も。
イベント最後の出し物であるネタ披露コーナーは全4組、トリは司会も務めた3LDKがお笑いネタを披露し、この日一番の拍手が沸き上がった。エンディングはケイダッシュステージ(渋谷区)入りが決まっている学生の大野剛史さんが一発芸、そのまま集団ボケに発展し、最後はマセキ芸能社(港区)入りが決まっている学生のわたなべるんるんさんがオチをつけ、会場から大きな笑いを誘いつつ閉幕した。
同学院の教務教育部長で同イベントの責任者である川田雅之さんは「イベントは2年間の学生生活の思い出作りでもあり、学んだことの集大成を披露する場でもある。卒業予定の学生は、プロになる人もならない人もいるが、当学院では徹底して人間を『創って』きた。社会人としての礼儀作法など、社会人には必須アイテムであり、どのような逆境にも耐え得る武器にもなる。売れる売れない、いろいろあるが、現実を見ながら頑張って前に進んでほしい」と話した。
同学院は1月下旬には「卒業公演『夏の夜の夢』」、2月中旬にはほぼ毎月開催している「お笑い青田買い」など、なかのZERO・野方WIZ・なかの芸能小劇場で多くの公演を予定している。