中野の「ギャラリー冬青」(中野区中央5、TEL 03-3380-7123)で3月1日から、大岡隆志さんの写真展「記憶の扉」が開催される。
同展のコンセプトは「幼き記憶」。大岡さんが幼き日に遊んだ記憶や、探検で見つけた「門の先のワンダーランド」、動物や虫たちの自然の振る舞いで感じたはかない命の美しさなどが作品作りの原点となっている。
同ギャラリーは、国内外含め多くの写真家の個展や、写真集の制作・販売・出版を手掛けている。代表の高橋国博さんは「冬青で個展を開くためには『人格が豊か』『テーマ性が特徴的』『作品が美しい』『自作である』『作品の言語化ができるか』などの点を作家と直接面接して決めている。ギャラリーは駅から遠く、交通の便が悪いため、本当に素晴らしい写真展でなければこの地までは来ない。そのために銀塩プリントのクオリティーの美しさにこだわっていて、デジタルプリントの写真は扱わない。今回の大岡さんの写真はなかなか素晴らしい出来栄え」と話す。
大岡さんは1956(昭和31)年生まれ、大手広告代理店写真部を退職後、フリーのカメラマンとして活動。1998年より新宿や原宿、入船などで個展を開催、男性ヌード写真展などでも話題を呼んでいる。
開廊時間は11時~19時。日曜・月曜・祝日休廊。同23日まで。