中野セントラルパークサウス地下1階で3月21日、商売繁盛についての講演会や新しい中野を創造するためのビジネス交流会が行われた。東京商工会議所中野支部と中野コンテンツネットワーク協会が共催。
同イベントは「新しく生まれ変わる中野で、地域を支えてきたCommunity(コミュニティー)ビジネスと、地域を変化させるContents(コンテンツ)ビジネスの、大Collaboration(コラボレーション)交流会」と題し、第1部は4月から中野キャンパスを開校する帝京平成大学経営マネージメント学科の水野勝弘准教授による講演「~商売繁昌 お客様学~ 継承・融合・創生で街づくり」と、富士通知的財産権本部の広瀬勇一さんによるセミナー「~コンテンツ・ICT業界との知財交流~」、第2部はビジネス交流会が行われた。
講演会の中で水野准教授は「相手の入手したい情報発信をしなければコミュニティは成り立たない。そしてプレゼンは、吐く息と吸う息が参加者全員同じタイミングを作り出すことで受け入れられる空間が生まれる」と説明、時折り冗談を交えて会場を沸かせた。
参加者は区内ICT事業者、区内産業団体の加盟事業所、4月中野に移転予定の企業や開校予定の関係者など約70人。参加者の一人は「変わりゆく中野で地域のために何か貢献したいと思い、参加した。コンテンツを中心とした中野の特性を生かした文化作りにボランティアでも構わないので携わっていきたい」と話した。
中野駅周辺は、4月からキリングループをはじめとした企業、明治大学や帝京平成大学の開校で2万人以上の昼間人口の増加が予測されている中、中野の産学公連携は益々加速する。