JR中野駅周辺広場などのイベント会場で7月13日・14日、沖縄エイサー踊りの披露を中心としたイベント「中野チャンプルーフェスタ2013」が開催される。
同イベントは2005年に始まって今年で9回目。中野区と沖縄の関係は長く、1970(昭和45)年に中野区青少年課の委託による「沖縄郷土の家」が開設されたことに始まるという。現在、中野区にはエイサー団体が4団体存在し、中野駅周辺には沖縄料理店が10店舗以上も営業している。
東京中野真南風エイサー、中野打越太鼓をはじめとした区内団体と、沖縄県沖縄市「池原青年会」、福島県いわき市「磐城じゃんがら遊劇隊」、徳之島の伝統楽器「三線」を自在に操る歌手の禎一馬さん、ヤクルトスワローズ「つば九郎」、明治大学「めいじろう」、中野鷺宮商明会「さぎプー」などのマスコットも参加予定で、会場となる中野サンプラザ前、JR中野駅北口暫定広場、JR中野駅北口広場などの会場でエイサーを披露するほか、沖縄やいわきの物産展、ワークショップなども開催される。
昨年同様、複数のエイサー団体と和太鼓のコラボ、津軽三味線・奄美島唄・ロックバンドによるライブ、「道じゅねー」と呼ばれるエイサーの練り歩きも中野サンモール通り、新仲見世通り、昭和新道通りなどで行う。そのほか新井薬師梅照院でもエイサーによるイベントを予定している。エンディングでは中野サンプラザ前で観客と出演者が入り乱れてエイサーを踊るのが恒例となっている。
同イベント実行委員長で中野北口昭和新道商店街の「立ち呑みパニパニ」経営者の長谷部智明さんは「いろいろな問題を抱えている沖縄だが、このイベントを通じて沖縄の良さ、熱さ、温かさ、明るさを知ってもらいたい。今年は本場沖縄からエイサートップ団体の一つ『池原青年会』も参加するので、中野エイサーとの踊り比べも見どころの一つ。そして、高円寺阿波(あわ)踊りや阿佐ヶ谷七夕まつりに負けない中野のイベントとして育てていきたい」と意気込みを見せる。
開催時間は11時45分~19時(14日のみ11時30分~)。練り歩きは13時~18時。