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中野区歴史民俗資料館で「咲子さんちょっと展」-鷺宮舞台テレビドラマの世界

当時流行ったレコードも展示されている

当時流行ったレコードも展示されている

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 山崎記念中野区歴史民俗資料館(中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)は現在、企画展「中島さとこの『咲子さんちょっと』とテレビドラマの世界」を開催している。

当時の一般家庭にあったものなどを展示

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 同展は、中野に関係の深い文化人を紹介する「中野文芸館シリーズ」第3弾として、同区鷺宮に長く暮らした作家の中島さと子さんを取り上げている。中島さんの代表作である「咲子さんちょっと」は、テレビドラマ化、映画化され、当時話題を呼んだ作品で、中島さん一家をモデルに、当時の生活様式や鷺宮の様子をうかがえる部分が多くあり、それを再現したという。

 当時のポスター、映画のワンシーン写真、部屋の見取り図、当時の家庭でよく使われていたラジオ、飾られていた人形、電気スタンド、置き時計、げた、アイロン、台本など約150点が展示されているほか、1987(昭和62)年に亡くなった当時同区弥生町に住んでいた俳優で、テレビドラマ「おしん」の方言指導に携わった大久保正信さんの出演作品や台本など、テレビドラマや映画を制作するための資料なども展示している。

 中島さんは1904(明治37)年高知県生まれ。高知師範学校卒業後に教職員となり、太平洋戦争中には現鷺宮小学校の児童が福島県に疎開する際に寮母として同行した。1960(昭和35)年、雑誌「主婦の友」で「嫁に贈る手紙」が入選し作家となった。その後「咲子さんちょっと」が単行本として出版され、江利チエミさん主演でドラマ化、映画化された。夫は漫画「日の丸旗之助」作者の中島菊夫さん。

 開催時間は9時~17時。8月19日を除く月曜・第3日曜休館。入館無料。9月8日まで。

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