旧中野村の総鎮守社である中野氷川神社(中野区東中野1)の例大祭が9月14日・15日、開催された。
15日、区内16町会16基の御輿(みこし)練り歩きが最大の見どころとなる予定だったが、台風18号の影響で明朝から豪雨となり、8時ごろには早々に連合御輿が中止となった。それに伴い、16町会長らの神殿内おはらい、中野警察署への表敬も中止となった。
御輿を出す・出さないは各町会に委ねられ、昭和5町会からの代表で宮入りを任されていた文園、中野サンモールやブロードウェイ地区など屋根のあるエリアを拠点とする打越、中野氷川神社のお膝元である東一など数基の御輿がそれぞれの地区を中心に練り歩いた。
文園御輿は12時ごろには山手通りに集結、数百メートルを約2時間かけて南下し、14時ごろには宮内参道に到着。最初の宮入りを果たしたほか、16時ごろには東一御輿が宮入りを果たし、今回宮入りを果たしたのは4基の御輿となった。
山手通り6基、青梅街道5基、中野通り5基の連合御輿が悪天候で中止となった関係で、御輿を出さなかった町会の人たちの多くは、打越、小住などに担ぎ手として交ざり、いろいろな町会の半纏(はんてん)が同じ御輿を担ぐという珍しい形となった。