桃園通りと中野マルイ裏の間にある桃園会館に併設する桃園稲荷(中野区中野3)前で2月13日、初午(はつうま)祭を祝う「行灯(あんどん)祭」が始まる。主催は実業桃光会桃園商店街。
数十年前から続く桃園稲荷の初午祭。その年の豊作を祈った農村の祭りが原形で、五穀豊穣(ほうじょう)と商売繁盛を願って行う。行灯祭は桃園稲荷周辺に80基以上の箱形あんどんを配し、夕方から明け方までライトアップ。同稲荷の花手水(はなちょうず)もライトアップし、17日には宵宮祭を行う。
「フラワーショップ花月」店主で桃園商店街の渡辺明恵会長は「戦前から毎年開催している初午祭。近隣住民の皆さんの健康やご多幸、商店街の皆さんの商売繁盛と健康を願って行う。今年は餅つきを行わないが、幻想的な小道や花手水をぜひ見に来てほしい」と呼びかける。
行灯祭のライトアップは2月26日まで。