
ドキュメンタリー映画「能登デモクラシー」の上映が5月17日、映画館「ポレポレ東中野」(中野区東中野4)で始まった。
(関連フォト)「能登デモクラシー」上映初日の五百旗頭幸男監督の舞台あいさつの様子(東風NOTEより)
五百旗頭幸男(いおきべゆきお)監督作品となる同作品。五百旗頭監督の代表作は、チューリップテレビ時代に砂沢智史監督とともに富山市議会の不正を追い続けた映画「はりぼて」(全国映連賞、日本映画復興賞などを受賞)、石川テレビ移籍後には石川県知事選をメインの舞台に知事や代議士の忖度(そんたく)などを描いた「裸のムラ」(時代映像祭選奨を受賞)など。最新作となる同作品はギャラクシー賞に入賞している。
同作品では能登半島の中央に位置し、人口7000人を下回る石川県穴水町を中心に、限界集落に暮らす元・中学校教師の滝井元之さんの活動、惰性と忖度がはびこる役場と町議会の関係の歪(いびつ)さを浮き彫りにしていく。穴水町最大の「タブー」に斬り込んでいく五百旗頭監督の、投げかけた言葉に込めた思いとは。「この町で、この国で、果たして民主主義は生き残れるのか」を描いている。
上映時間などは同館サイトで確認できる。