
「ホタル観賞会」が7月22日・23日の2日間、野方区民ホール(中野区野方5)で開催される。主催は堀千ホタル研究所(野方4)。
クリニック事務長の堀江健一さんとケアマネジャーの千正英五さんが仕事の合間を使ってホタルの飼育や研究などを行い、「中野にホタルを復活させる」ことを目的として活動している同研究所。堀江さんは「幼少期より山や川に囲まれた自然豊かな環境で育ち、水生生物や昆虫への興味を深めてきた。大人になり、初めてホタルの光を見て、その魅力に心を奪われ、ホタルの生態に関する知識や地域住民との連携を強みに、中野区でホタルの鑑賞会を開き、多くの人々にホタルの美しさを知ってもらうことを目標として、千正さんと一緒に昨年2月ごろに研究所を立ち上げた」という。
同研究所では、ホタルの成虫が産んだ卵をふ化させ、飼育し、生態を研究しながら、明治大学中野キャンパスや区民活動センターなどで地域の人たちに研究発表をしつつ、暗幕などを使って暗闇を作り、ホタルの成虫が発光しながら飛ぶ姿の鑑賞会などを行っている。今回、初めて鑑賞会をメインとし、ホールのステージ上で発光するホタルが活動する様子を鑑賞できる会を企画した。会場には田園の自然音を流し、100匹のホタルとともに鑑賞空間を演出する。ホタルに触れるブースも設ける予定。
堀江さんは「年齢を問わず、老若男女、多くの人たちにホタルを見てほしい。実際にホタルを見たことのある人たちにも懐かしんでもらいたいし、子どもは無料にしているので、子育て世代の親が教育の一環としてお子さまと一緒に見てほしい。見て、聞いて、触れて、味わう、五感を刺激できるイベントにしたい」と話す。
開催時間は両日とも19時30分~22時。入場料は、中学生以上=1,000円、小学生以下無料。