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中野れきみんで館蔵品展「広重三代」 クイズラリーやフォトスポットも

「東海道五十三次」

「東海道五十三次」

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 江古田二丁目バス停近くの「山崎記念中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん)」(中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)で8月19日、館蔵品展「広重三代」が始まった。

(関連フォト)館蔵品展「広重三代」

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 1750年に本家から独立し、農業の傍ら質屋を開業したことに始まり6代にわたる山崎家。しょうゆ醸造を始めて中野村や千駄木に支店を出すなど、江戸近郊の有力な商家となった。同展では、3代目の喜兵衛さん、名誉都民である喜作さんら、代々名主を務めた山崎家に伝わった寄付品の中から、初代・歌川広重から三代目広重までの浮世絵約50点を展示しするほか、浮世絵の世界や制作手法などを紹介する。

 会場には、初代広重の生い立ちや作品「東海道五十三次」「名所江戸百景」などにまつわるパネル展示など、二代目広重の作品「江戸名勝図会」「花の曙錦の行烈」や名跡を捨てた経緯など、三代目広重の実写性を重視した作品「大日本物産図会」「開明東京名勝」などを紹介。彫師や摺師(すりし)の作業内容も紹介するほか、二代目広重の作品「浅草寺」を背景としたフォトスポットも用意する。来館者には広重ポストカードを進呈、全問正解者にオリジナルシールを進呈するクイズラリーや、A4サイズの広重オリジナルクリアファイル(1枚300円)も販売する。

 開館時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館。入館無料。9月28日まで。ポストカードやオリジナルシールの進呈はなくなり次第終了する。

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