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東中野に鮮魚店「港丸」 気仙沼の漁師から直送、「つながる」をコンセプトに

(左から)伊藤彩音さん、鈴木寛夢さんと鈴木菜生さん夫妻

(左から)伊藤彩音さん、鈴木寛夢さんと鈴木菜生さん夫妻

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 JR東中野駅西口ロータリー近くに9月29日、鮮魚店「港丸(みなとまる)」(中野区東中野2)がオープンした。経営は「The good waves」(新宿区)。

(関連フォト)鮮魚店「港丸」外観

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 2018(平成30)年に新宿・歌舞伎町に「HALO」を、2022年にはJR東中野駅西口すぐの場所に「SUNDAY JAM's CLUB(サンデー・ジャムズ・クラブ)」(東中野2)をオープンした同社。今回が3店舗目となる。サンデー・ジャムズ・クラブは30メートルほどの場所にあり、スタッフが行き来できる距離。クラウドファンディングで300万円以上の支援を得て、古い木造建築の不動産店を改装し、機材などを調達してオープンにこぎ着けたという。スタッフは、鈴木寛夢さん・菜生さん夫婦と伊藤彩音さんを中心に、届いた鮮魚などをさばいて刺し身にしたり、調理をしたりして、商品を販売している。

 販売している鮮魚は、宮城県気仙沼の漁師らが捕ったものを翌日には店頭に並ぶよう直送で届いたもの。日によって種類や量、サイズなどが違うという。伊藤さんは「誰が捕った魚なのかが分かる魚屋を目指している。漁師がどんな思いで海に出て、どんな魚を届けてくれるのか、そのストーリーごと味わっていただきたい」と話す。

 鮮魚や刺し身の販売だけでなく、サンデー・ジャムズ・クラブの料理人が、「その魚を、よりおいしく楽しめるレシピなども、できる限り提案する」という。菜生さんは「港丸という名前は、都会にいながら港のように人と人がつながれる場所にしたいという思いを込めている。漁師が船に『〇〇丸』と名付けて愛着を持つように、街の皆さんにも日常的に愛され、立ち寄ってもらえるような魚屋を目指す」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時~19時。日曜定休(魚の仕入れ次第で他の曜日に変わる可能性あり)。

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