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中野区とMAPPAが「プロに学ぶアニメ教室」 声優・山口勝平さんらも登壇

参加した子どもたちと声優・山口勝平さん、声優・日高のり子さん、MAPPAの末澤卓哉さんや郭鋭さんら

参加した子どもたちと声優・山口勝平さん、声優・日高のり子さん、MAPPAの末澤卓哉さんや郭鋭さんら

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 中野区とMAPPA(中野区中野2)が合同で9月20日、「アニメの『つくる』をのぞいてみよう!プロに学ぶアニメ教室」を開催した。会場は東中野区民活動センター(東中野5)。

(関連フォト)イラストを描く参加児童

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 「らんま1/2」「呪術廻戦」「チェンソーマン」「進撃の巨人 The Final Season」などを制作する同社。昨年10月に本社を中野区内に移転したのをきっかけに、同区の孤独・孤立対策プロジェクトの一環として「ヤングケアラー」をテーマにしたショートアニメ「きかせてほしい きみのこと」をコントレール(杉並区)と共同制作する、「アニメでつながる中野実行委員会」にオブザーバーとして参加するなど、区の政策に積極的に参加しており、今回は、子どもや若者が文化・芸術に触れ、体験できる環境づくりのための「中野区子ども・若者文化芸術振興基金」を活用して、同社が企画・運営した子ども向けイベント。同社の事業である「アニメーションを制作する」体験を、実際に同社に所属するアニメーターが講師となって作業した。

 当日は、小学4年生から中学3年生まで抽選で選ばれた約30人の子どもが参加。登壇者は、声優の山口勝平さんと日高(高は「はしご高」)のり子さん、「作画のスペシャリスト」として同社の末澤卓哉さんと郭鋭さん。同社が制作しているテレビアニメ「らんま1/2」を題材に、第1部は「アニメーターお仕事説明」「ライブドローイング」「作画体験」、第2部は「声優お仕事説明」「生アフレコ体験」「Q&A」を行った。

 第1部では日高さんがMCを務め、同社の郭さんが「早乙女乱馬」のライブドローイングを披露し、山口さんや参加の子どもたちも「早乙女乱馬」の作画体験を行った。山口さんの作品が披露された際は、「上手」「すごい」などの声とともに拍手が起きた。子どもたちの作品は各テーブル内で披露され、良いところを言い合う形で、それぞれの感想を述べた。

 第2部では、テレビアニメ「らんま1/2」第1期のワンシーンを、「早乙女乱馬」役の山口さんと「天道あかね」役の日高さんが実際にアフレコを行って見せ、子どもたちも同じようにアフレコを体験。日高さんのアフレコ時、会場からは「あかねだ」「うれしい」などの声が上がったほか、拍手も起きた。その後、フォトセッションを行い、会はお開きとなった。

 同社の大塚学社長は「未来の子どもたちに何かを与えられるような活動を、これからも行っていきたい」と話す。

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