
「羊フェスタ2025 in なかのアンテナストリート」が11月1日・2日の2日間、中野セントラルパーク(中野区中野4)パークアベニューで開催される。主催は羊齧(ひつじかじり)協会、中野区観光協会(中央3)などから成る実行委員会。
(関連フォト)いろいろなソースで楽しめる「羊フェスタ」で人気のラムチョップ
2012(平成24)年に東京で結成された羊齧協会は、羊肉を「タグ」とした「コミュニュケーションエンジン」としての側面と、羊肉文化の普及と共に「場」をつくるという側面を持つ「羊肉好きのための理想実現機関」として、2013(平成25)年に現名称となった「羊を愛する」消費者集団。中野区観光協会が毎月初めに開催している「なかのアンテナストリート」とコラボする。1回目は千代田区、2回目は下北沢で開催し、2016(平成28)年には中野で初開催した。2020年はコロナ禍の影響で中止となり、2021年は規模を縮小して開催。2022年からさらに規模を拡大して今回10回目の開催となる。
今年のテーマは「羊をもっと自由に、もっと身近に」。羊齧協会の菊池一弘会長は「ここ数年で羊肉は一般化し、もはや『珍しい食材』ではなくなった。かつては『未の専門店=珍しい』という認識もあったが、今では羊を全面に押し出すだけの店は淘汰(とうた)される状況。10年前には一部の人だけの嗜好(しこう)だった羊肉が、今では多くの人に楽しまれる存在になりつつある。そこで今年はさらに『羊初心者』に優しいイベントにし、より幅広い層に羊の魅力を伝えることを目的とする」と話す。
「食」の出展ブースは、「LAMBASSADOR(オージー・ラムPR大使)」「Thomas Farms Lamb(トーマスファームズラム)」「アイスランドラム協会」「ウェールズラム(HCC) SHIMA with トップトレーディング」「ローメン・ラムかつ 上伊那ぐるめ」「北海道遺産ジンギスカン応援隊」「Seamus O'Hara Irish Pub」「羊のまち士別市(北海道)」「ラム焼肉専門店lambne」「味坊(土曜のみ)」「ナチュラルセンス(日曜のみ)」「株式会社マーボードウフ」「おだしのだしお」「北海道 成吉思汗大黒屋」「ヒツジパブリック」「ジンギスカン酒場ラムちゃん」「四川料理 麻辣十食」「池袋大新疆」「世界の羊肉食べ比べ by 串羊」のほか、会場外となる中野区役所1階の「NYAcafe」でもコラボメニュー「ラム肉のシーズニングレモン焼き」を提供する。
ドリンク提供ブースは「冷蔵輸入ドイツビール・プランク醸造所」「日和商事」「BAR大西」「ぷくぷく醸造」が出店し、物販やPRブースは「ソフトバンク 中野サンモール店」「米国食肉輸出連合会(USMEF)」「日本ムートン」「ジンギスカンのジンくん」「Kanegasaki Wool」が出店を予定している。
中野四季の森公園(中野4)では、羊毛や羊に関係するアイテムなどを販売する小さなマーケット「ひつじなんでも市」を開くほか、10月30日には前々夜祭としてバーチャル月面に羊たちが大集合するメタバース上の音楽ライブ「Spawn On The Moon」をバーチャル空間プラットフォーム「cluster」で開催する。
菊池会長は「羊フェスタは10回目。「羊に親しみを持つ人をどれだけ増やせるか?」が今年の大きなテーマ。そのため、食を中心としながらも、『食べる』だけにとどまらない羊体験を用意する。見る・触れる・作るといった多様なコンテンツを通して、より気軽に羊文化に触れていただけるよう工夫する。羊フリマや羊の大道芸キャラクターなども呼んで、いろいろな羊も食べ比べられるようにするので、羊初心者の方にもぜひお越しいただければ」と呼びかける。
開催時間は、1日=11時~17時、2日=10時~16時。入場無料。