見る・遊ぶ

中野駅南北2カ所に「ミューラル・アニメロード」 配電機器にアニメ作品を

中野駅南口「千光前通り」の「銀河鉄道999」(1979年)

中野駅南口「千光前通り」の「銀河鉄道999」(1979年)

  • 38

  •  

 アニメ作品をストリートアートとして展示する新名所「NAKANOミューラル・アニメロード」が11月6日、四季の森公園エリア(中野区中野4)と南口の千光前通りエリア(中野2)の中野駅南北2つのエリアに完成した。

(関連フォト)(左から)東映アニメーション高木勝裕社長、酒井直人中野区長、正村宏人アニメでつながる中野実行委員会委員長兼東京商工会議所中野支部会長

[広告]

 アニメ関連企業が集積する中野区。その企業が手がける作品を、東京電力パワーグリッドが同区内に保有する配電地上機器に、描画・ラッピングするプロジェクトを同区と「アニメでつながる中野実行委員会」が推進した。四季の森公園エリア(中野駅北口)に5基、千光前通りエリア(中野駅南口)に8基、計13基にアニメ19作品を紹介している。

 同区内のアニメ関連企業のコンテンツを地域で活用していくことで、アニメ関連企業の地域定着と区民のシビックプライド醸成、来街者による地域経済の活性化などを目指している。第1弾として、来年70周年を迎える東映アニメーション(中野4)から作品の提供を受け、同社の作品が中野のまちを彩っている。

 東映アニメーションが提供するアニメコンテンツは、「白蛇伝」(1958年)、「狼(おおかみ)少年ケン」(1963年)、「魔法使いサリー」(1966年)、「ゲゲゲの鬼太郎」「太陽の王子 ホルスの大冒険(以上1968年)、「長靴をはいた猫」(1969年)、「どうぶつ宝島」(1971年)、「マジンガーZ」(1972年)、「一休さん」(1975年)、「銀河鉄道999」(1979年)、「ドラゴンボール」「聖闘士星矢(セイントせいや)」(以上1986年)、「おジャ魔女どれみ」「デジモンアドベンチャー」「ワンピース」(以上1999年)、「ふたりはプリキュア」(2004年)、「おしりたんてい」(2018年)、「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」(2020年)、「ガールズバンドクライ」(2024年)。

 東映アニメーション高木勝裕社長は「世界中の人々が集まる『アニメの街』中野で、当社作品のビジュアルを楽しんでいただければ大変うれしい。70周年を迎えたのちも、さらに多くのファンの皆さまに当社作品を応援していただけるよう、アニメ製作や事業を進める。今後とも、当社とこの『アニメの街』中野にぜひご注目いただきたい」と話す。

 東京商工会議所中野支部の会長も務める正村宏人アニメでつながる中野実行委員会委員長は「これまでもアニメ関連企業のコンテンツを活用したイベントの開催などで、まちを盛り上げてきたが、この事業によって、通年で中野のまちとアニメを一緒に楽しんでいただけるようになった。文化と経済が共に発展し続ける中野のまちに、これからも期待いただきたい」と話す。

 酒井直人中野区長は「国内外からも多くの方々にお越しいただき、この場所とともに中野のまち巡りを楽しんでいただくことを期待している。ぜひ、中野にお越しいただきたい」と呼びかける。

 東映アニメーションの作品展示は2026年秋季までで、それ以降のアニメ化企業作品は決まり次第発表する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース