「東京2025デフリンピック」のテコンドー競技が11月22日~24日の3日間、中野区立総合体育館(中野区新井3)で行われる。
(関連フォト)今年の4月に東京2025デフリンピックのメインカラー「桜色」にライトアップされた中野区役所
デフリンピックとは耳が聞こえない・聞こえにくいアスリートのための国際スポーツの祭典で、聴覚に障害のあるアスリートが参加し、補聴器などを外して競技を行う大会。1924年にフランスで始まり、オリンピック・パラリンピック同様、4年に1度、春と夏に開催。日本での開催は初で、11月15日には開会式が行われ、各種競技がスタートした。
同区内では、同区立総合体育館が唯一の競技会場となっている。テコンドー競技は韓国の国技として国際的に普及が進められた競技で、デフリンピックでは、組手の「キョルギ」のほか、オリンピックでは採用されていない「プムセ」(型)も種目となる。競技は、聞こえる人と同じ国際ルールに準拠して行われるが、「開始」や「止め」といった選手への合図を、ランプを用いたりするなどして視覚的に伝えている部分に違いがあるという。
同区では、4月に庁舎を「桜色」にライトアップしたほか、デフアスリートに応援が届けられるような「サインエール」の啓発なども行っており、テコンドー競技の期間に応援を呼びかけている。入場無料。