マイノリティーが共に生きる仲間であることを学びながら、あらゆる人々のつながりを創るイベント「中野ダイバーシティフェスタ2025」が11月30日、明治大学中野キャンパス(中野区中野4)で開催される。主催は任意団体「中野ダイバーシティ・ウォッチャーズ」。
(関連フォト)「中野ダイバーシティフェスタ2025」のポスター
中野区が、そこに住む・働く・学ぶ全ての人々の性的多様性、年齢や世代の多様性、さまざまな障害の有無、出身国や地域による多様性を受け入れ、大切にすることで、多様な区民のつながりと支え合いの風土が育まれ、誰もが自分らしく、生き生きとした人生を歩むことができるまちになることを目指すため、年1回開催している同フェスタ。「誰もがありのままで暮らせる中野のまちをつくる多様性の祭典」をテーマに今年で4回目となる。運営母体は昨年から、中野区民などで形成した任意団体「中野ダイバーシティ・ウォッチャーズ」となり、さまざまなブースやセミナー、体験イベントなどを開催する。
同フェスタでは、生まれつき障害を抱えていたり社会的マイノリティー(少数派)の生き方をしていたりすることで「偏った見方」をされてしまうことの多い人たちを、それぞれ一冊の「本」として捉え、来場者が「読者」として多様な生き方を学んだり、理解し合う共通項を見いだしたりする体験の場を創出する恒例企画「ヒューマンライブラリー」を展開。併せて、明大山脇ゼミや岸磨貴子研究室などのブース、ももぞの見守りネットワーク「みま~も桃園」や「認知症みんなで考える中野ネットワーク」(通称=MIKAN)、リトルポケットや中野区重症心身障害児(者)を守る会などの団体、パーキンソン病を患った主人公を描く古新舜監督の映画「いまダンスをするのは誰だ」上映会など30以上のブースが出展する。
開催時間は10時~17時30分。参加無料。