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中野で「ワールド・ビジョン・フェス」-国際NGOが人道支援活動など紹介

民族衣装をまとうスタッフら

民族衣装をまとうスタッフら

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 チャイルド・スポンサーシップによる地域開発や緊急人道支援などを行う国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(中野区本町1、TEL 03-5334-5350)は11月4日、「ワールド・ビジョン・フェス」を開催する。

支援しているチャイルドの写真を見せ合う参加者ら(過去のイベントの様子)

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 ワールド・ビジョンの活動は、アメリカ生まれのキリスト教宣教師ボブ・ピアスさんが第2次世界大戦後に中国で出会った1人の女の子の支援をきっかけに1950(昭和25)年9月に「ワールド・ビジョン」を設立。日本での活動は1960年代に児童養護施設などを通じて子どもたちに対する支援活動が行われ始め、1987(昭和62)年10月に「ワールド・ビジョン・ジャパン」を設立、独自の理事会を持つ支援国事務所となり、昨年7月に新大久保から現在の中野坂上の事務所に移転した。

 同法人は「オープンデー」「ワールド・ビジョン・カフェ」「サマースクール」などのイベントを定期的に行うほか、子どもたちが5歳まで生きられる世界をつくる「命の木プロジェクト」や、1ピース足りないホールケーキ(ラブケーキ)を通常のホールケーキと同じ価格で販売し1ピースに相当する寄付を食糧支援に使う「ラブケーキプロジェクト」などの支援活動を継続して行っているが、今回のフェス形式での複合イベントは、法人設立以来初となる。

 同フェスは、同法人の支援活動内容の報告、民族楽器演奏、参加型ゲーム、参加者交流企画などのほか、ハイチ・ネパール・エジプト・エチオピアなど8カ国の少女のショートムービー上映会や、途上国の民族衣装を体験できるコーナー、紙芝居やクラフトなどが体験できるキッズコーナーなどを予定。支援している国でスタッフが購入した「おやつ」も用意する。

 同法人の與十田喜絵(よそだよしえ)さんは「今回は初の複合イベント。私たちの活動を広く知っていただくこと、支援者と被支援者を結び付ける機会をつくること、そして支援者同士が楽しく交流できる輪を広げることが目的。途上国の子どもたちのことを、民族衣装や食べ物に触れていただくことによって、より多くの人に気軽に楽しく知っていただきたい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は12時~16時30分。入場無料。タイムテーブルなど詳しくはホームページで確認できる。

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