中野区在住の能楽師・小島英明さんらによる新春能「鶴亀」などが1月25日、なかのZERO(中野区中野2)大ホールで上演される。
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新春能として20回目を数える同公演。観世喜正(よしまさ)さんによる素謡(すうたい)「神歌(かみうた)」、野村萬斎さんによる狂言「三本柱」、12月13日に「なかの芸能小劇場」で事前講座「能のてほどき」を開いた小島さんが皇帝(シテ)を演じる「鶴亀」を披露するほか、見どころを解説する。
能を舞う小島さんは観世流シテ方で、1970(昭和45)年中野区生まれ。観世喜之さんに師事。祖父は先々代喜之に、伯父は先代喜之に師事した能楽師で、幼少より能に親しむ。シテ方として東京を中心に各地方公演だけでなく、海外公演にも多数参加。宮城県白石市にある「碧水園」、埼玉県深谷市、地元・中野区における定期公演のほか、薪(たきぎ)能、ろうそく能などの公演を企画・実施。「多くの人に能楽に触れる機会を持ってほしい」と能楽講座の開催にも尽力する。
狂言を舞う野村さんは和泉(いずみ)流狂言方。1966(昭和41)年生まれで、野村万作(人間国宝)さんの長男。故六世野村万蔵と父に師事し、3歳で初舞台を踏む。国内外で狂言の普及を目指す一方、映画、舞台、テレビなど幅広く活躍。古典の技法を駆使した作品の演出など、新しい演劇活動にも意欲的に取り組む。
素謡の観世喜正さんは観世流シテ方、1970(昭和45)年新宿区生まれ。父親である三世・観世喜之さんに師事。公益社団法人「観世九皐(きゅうこう)会」理事、法政大学大学院・皇学館大学非常勤講師、シンガポールP.P.A.S.講師など。
小島さんは「今回で20回目の新春能。天下泰平・国土安穏を祈とうする素謡『神歌』観世喜正、めでたい祝言曲の狂言『三本柱』野村萬斎、古代中国の皇帝が新年を寿ぎ舞う『鶴亀』小島英明と、めでたい演目づくしで、新春祝賀をお楽しみいただければ」と鑑賞を呼びかける。
14時開演。全席指定で、料金は、1階席=5,600円(小中学生は4,600円)、2階席=3,600円(同2,600円)。未就学児入場不可。なかのZEROチケットセンター(TEL 03-3382-9990)などで販売している。