中野区役所(中野区中野4)周辺を会場とした「2013東北復興大祭典なかの」が11月9日・10日、開催される。主催は中野区と東京青森県人会を中心メンバーとした東北復興大祭典実行委員会。
今年2回目を迎えた同イベントは、東日本大震災で被災した東北地方の継続的な復興支援のため、被災各県の復興の歩みや現状を紹介しながら、農水産物・工芸品・B級グルメなどの販売や観光、文化の紹介を行うことを目的としているほか、震災復興広域協働の取り組みや、陸海空の各自衛隊の復旧・復興活動を紹介する。
会場となるのは中野サンプラザ前、中野区役所、中野四季の森公園周辺、中野駅連絡広場(お祭広場)の4カ所で、中野サンプラザ前にはメーンステージ、残り3会場では合計100の物産販売を中心とした露店が出店する。
昨年の同イベントでは、贈呈された「青森ねぶた」は中野サンプラザ前に展示するのみとなっていたが、今年は中野サンプラザ前に展示するもの以外にもう1台が中野セントラルパークイースト棟南側に展示され、公募区民を含めた約100人の跳人(はねと)と共に公道を運行する。なお跳人は両日とも15時から中野駅北口暫定広場で参加を受け付ける。先着50人。衣装は無償貸与する。
同区広報担当課長の酒井直人さんは「昨年、初開催にもかかわらず10万人を超える参加者でにぎわった。ただ一つ心残りを挙げるとするならば、ねぶた運行が実現できなかったこと。今年はねぶたを動かすことができるので、ぜひ『動く』ねぶたを楽しんでもらいたい」と話す。
「中野は幅の狭い道路が多く、ねぶたを動かす場所がないイメージだと思うが、中野四季の森公園北側の道路は真っすぐで広く、今年は野方警察署協力の下で、念願だったねぶたを動かせる。このイベントで『新しい中野』エリアもぜひ楽しんでください」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~20時(10日は10時~19時)。ねぶた運行時間は、9日=18時~、10日=17時~。