明治大学中野キャンパス(中野区中野4)で11月30日、同大国際日本学部の森川嘉一郎准教授と世界的現代芸術家の村上隆さんが対談する。
日本有数のサブカルチャー発信拠点である中野ブロードウェイ(中野5)に村上さん率いるアートの総合商社「カイカイキキ」(港区)が運営するギャラリー5つがあり、村上さん本人も「中野が大好き」であることから、中野ブロードウェイ商店街振興組合協力の下で対談が実現した。
当日は、「芸術×サブカル×場所」をテーマに、同大リバティアカデミーのオープン講座として開講。国際的な仕事や、クリエーターを志す人たちに「今、どのような世界、そして未来が待ち受けているのか」を、今年公開された村上さんプロデュースの映画「めめめのくらげ」の制作裏話なども交えて対談する。
参加希望者に対して村上さんは「中野ブロードウェイ2階に11月、『Bar Zingaro』というコーヒーショップをオープンしました。4店舗ある『Zingaro』ギャラリーをツアーした後にゆっくりとくつろげる場として機能しています。わたしも中野という街の魅力にますます引きつけられています。森川さんとの対談が終わったら、皆さんも中野の街にくり出して『Bar Zingaro』にも来てください」と語っている。
村上さんは1962(昭和37)年生まれ。東京都板橋区出身。東京芸術大学美術学部日本画科卒業、同大学大学院美術研究科修士課程修了。自らの作品制作を行う傍ら、芸術イベント「GEISAI」プロジェクトのチアマンを務め、若手アーティストのプロデュースを行っている。
森川さんは明治大学国際日本学部准教授。専門は意匠論。2004年、国際芸術祭ヴェネチア・ビエンナーレの日本館コミッショナーを務め、「おたく:人格=空間=都市」展を制作。著書に「趣都の誕生 萌(も)える都市アキハバラ」など。
開催時間は16時30分~18時15分。参加無料。詳しくは明治大学リバティアカデミー公式サイトで確認できる。