中野サンプラザ（中野区中野4）13階コスモルームで1月6日、中野区主催の「新年賀詞交歓会」が開かれた。

中野区議会副議長やながわ妙子さんの号令で乾杯をする列席者ら

　毎年、中野区役所の仕事始めの日に行われる同イベント。今年は田中大輔区長や同区の職員幹部、来賓として衆議院議員の松本文明さんや長妻昭さん、都議会議員・区議会議員ら、東京商工会議所中野支部など同区内の産業関連団体会長や理事長など、392人が出席した。

　オープニングでは、江戸末期から同区鷺宮地域に伝わる伝統芸能で同区無形民俗文化財の指定を受けている「鷺宮囃子（ばやし）」の演奏が披露された。

　年頭のあいさつで田中区長は「昨年は日本を代表する企業や大学が中野四季の都市に来て、昼間の人口が2万人増え、新たなイベントで更なるにぎわいを創出できた。ハード面を整備した結果、ソフト面が着いてきた形となった。あるリサーチ会社が行った昨年のヒット商品番付で『東京中野』がランクインしたことは、新しい中野が全国レベルで認められた証。今年は更に民間団体や企業と重層的に補完し合いながら都市型産業の振興、街の活性化を図りたい」と昨年の中野を振り返りながら今年の抱負を話し、「西武新宿線の地下化、弥生町や大和町の災害対策、子育て支援、東日本大震災に対する復興支援なども継続推進する」と付け加えた。

　続いて伊藤しんじ中野区議会議長のあいさつ、やながわ妙子副議長の号令で乾杯、松本文明衆議院議員、長妻昭衆議院議員らが来賓の祝辞を述べ、オープニング同様「鷺宮囃子」の演奏で中締めとなった。