JR中野駅北口暫定広場(中野区中野4)で6月15日、サッカーのワールドカップ(W杯)日本代表コートジボワール戦のパブリックビューイングとストリートサッカーイベントが行われた。
パブリックビューイングの参加者は500人となり入場規制がかかった
当日は9時30分の開場前から、会場の周りに入場を心待ちにしたサポーターであふれかえった。開場と同時に観戦エリアは500人の入場者数に達し入場規制が行われた。入場できなかった参加希望者らは会場の外側から観戦することとなったほか、予想以上の場外観戦者数となったため、消防署や警察、周辺警備の人員を増員しての対応となった。中野区観光協会の宮島茂明理事長は「初めての試みだったが、こんなに多くの人に興味を持ってもらえるとは思ってなかった。次回はもっとスムーズにできるよう対策を考える」と話した。
キックオフ時には参加者による「ニッポン」コール、前半16分に本田選手が先制ゴールを決めると会場は総立ちで「本田」コールが沸き起こった。後半立て続けにコートジボワールに点を決められ逆転を許すと会場からは大きなため息が。結局、日本はコートジボワールに1-2で逆転負けした。
試合後、13時からは中野フットサルクラブによるストリートサッカーイベントが行われた。会場内に設けられた2つのフットサルコートで3対3、1対1の勝抜戦形式での試合が行われた。セミプロを含めた大人や少年サッカーチームに所属する小学生ら約60人が参加。小学3年生の参加者は「日本は負けたけど僕らは勝つ。夢はW杯に出ること」と意気込み試合に臨んだ。
同クラブの後(うしろ)耕介副代表は「今まで主催してきたイベントとは違い、体育館でもフットサル場でもないところで僕らにできること、と考えた時に浮かんだのが今回のイベントだった。初の試みで試行錯誤しながらも参加者に楽しんでもらい、クラブのメンバーも成長できたと思う。これを機に、これからもいろいろな中野のイベントを作ったり関わりたいと思っている。それでもっと中野フットサルクラブにも興味を持ってもらえたら」と話した。「中野をもっとサッカーが楽しめる環境にしたい」とも。