外国特許翻訳業務やネットサービスを手掛けるアップドラフト(中野区東中野2)は9月1日、中野区内のイベントを集約したインターネット情報配信サービス「ナカマニ」を開始した。
「ナカマニ」は、中野区内の大中小さまざまなイベント情報を集約し配信するもの。今までは中野区役所や区内フリーペーパー発行業者など、それぞれのサービスがおのおのの媒体を介して情報を発信していたために同区内のイベント情報が分散していたが、同サービスでは各サービス提供者から情報を集め一元的に配信する。
そのほかのサービスとして、同区内で開催されたイベントの後に限定商品を販売したり中野オリジナル土産などを販売するネットショップ、その機能を使った伝統工芸品や若手クリエーターたちの作品を紹介するサービス、同区内でのイベントを希望する人たちからの要望に応えたりイベント会場などを紹介したりするサービスなどを用意する。
サービスの理念は「地域経済の価値を向上させる」、ミッションは「地域イベント・商品情報の集約・創出・流通」と掲げ、サービス名称の「ナカマニ」とは「nakano mania(ナカノマニア)」の略。「サブカルの聖地」というよりは、いろいろなジャンルで「マニア」が集う街「中野」で起こるイベント、マニアな商品や企業、人や店などを、中野が大好きな自称「ナカノマニア」な運営メンバーたちが紹介する。
同社の磯長弘美社長は「まだまだ掲載情報や売られているものは少ないが、これからどんどん増やし、中野のイベント情報やマニア情報を発信していくので楽しみにしてほしい。中野のゆるキャラ関連グッズ販売や、中野マニア検定なども実施していくので、ナカマニを通じて中野のマニア度をより高めて行ってもらえたら」と意気込みを話す。
同サービスは2014年度「中野区ICT・コンテンツを活用した産業振興を促進する民間事業等に対する補助金」に採択。採択後からシステム開発などを進めて、現在に至っている。