中野・沼袋氷川神社(中野区沼袋1)で9月6日、「ヌーノジャズフェスタ2014」が開催された。主催は沼袋・野方まちおこしジャズ実行委員会。
ラストは竹内大輔さんがホストを務めた「Super Jam Session」
前日の天気予報では雷を伴った豪雨の予想も出ていたが、11時のフェス開始時には晴れ間が見え、予定通りプログラムがスタート。神楽殿での和太鼓で幕を開け、前半は、中野区立平和の森小学校吹奏楽団、明治大学メランコリー・キャッツ、鷺宮高校吹奏楽部、和ちろるずなど、地元の学生などを中心としたパフォーマンスとなった。
境内には地元飲食店や商店街、中野区職員有志、中野区国際交流協会、中野法人会、地元消防団などの模擬店やイベントテントなど30店以上が所狭しと並び、にぎわいを見せていた。ウーパールーパーすくいやおもちゃくじは人気があり、地元沼袋ベーゴマ倶楽部のテントでは子どもたちによるベーゴマの戦いが繰り広げられ常に盛り上がっていた。
午後は地元野方のラテンバンド、最高齢79歳を含む70歳超えのジャズグループ「猫じぃ」、女性バンド「apple jack」、琴と尺八の「K S DUO」などが演目を披露した。夕方、会場を沸かせたのは「関谷友貴とLIVEソムリエオールスターズ」。KAORUさんの圧倒的な声量、トークでもライブパフォーマンスでも観客を魅了し、「We are the world」では会場との大合唱が起こった。
大トリ前の「大橋美加クインテッド」、第1回の同フェスに参加した伝説のトリオをフィーチャーした「竹内大輔トリオ Feat.TRI4TH Horns」が大トリを務め、エンディングは出演者らによる3セットのジャムセッションが行われた。途中で何度か小雨が降り、エンディング近くには同神社上空に雷が光っていたが、小雨のままフェスは終了し撤収時に豪雨となった。
最後に神楽殿で田中大輔中野区長、同神社の司祭である小俣宮司さんがあいさつ。小俣さんが実行委員長の辰巳まゆみさん、副実行委員長の近藤房子さんを紹介した。近藤さんは「終盤は小雨が降ったが、この湿気が皆さまの気持ちを密着させ、会場をひとつにしてくれたのでは」と話した。
閉会後、辰巳さんは「関係者、ボランティア、出演者、そして応援してくださったお客さまのおかげで、今回も無事終えることができた。神がかり的に雨雲が割れて、この場所だけ雨がほとんど降らなかったのも良かった。目標だった5000人を大きく超える6000人近くの人が参加してくれて本当にうれしい。来年も必ずこの場所で皆さんとお会いしたい」と話していた。