旧中野村の総鎮守社である中野氷川神社(中野区東中野1)で9月13日・14日、毎年恒例の祭礼が行われ20基近くのみこしが登場した。
1日目には子ども山車(だし)や子どもみこしを繰り出す町会が多く見られ、2日目の14日には旧中野村を中心とした各町会の多くの大人みこしが登場。13時頃には鍋横町会や朝日が丘町会など7町会が青梅街道を通り中野警察署前に集結し、表敬訪問を行ったほか、新中野町会の女みこしも誕生した。
中野ブロードウェイ内も巡行ルートとした宮三町会や打越町会などを含む4町会は15時頃、上高田付近の早稲田通り交差点に集結し、連合みこしとなった。小住町会や宮一町会など5町会はJR東中野駅東口付近に集結し、山手通りを北上して17時頃には睦会を先頭に宮入りを果たした。
連合みこしのあとは、単独でそれぞれの町会神酒所に戻るみこしもあったが、日が暮れるまで連合みこしを続けている町会もあった。中野氷川神社の宮入り5町会のうち、小住町会、小滝町会、東一町会は行動を共にし、18時過ぎには東中野でも1基の女みこしが誕生し、異彩を放っていた。
同祭は近年、住民でなくとも町会のはんてんを着用することでみこし担ぎに参加できるところが多く、貸し出しも積極的に行っている。男女問わず外国人の担ぎ手も急増しているほか、観客にも多くの外国人が見られるようになった。