中野サンプラザ、中野区役所、中野駅北口暫定広場(以上、中野区中野4)を会場とした「2014東北復興大祭典なかの」が10月25日・26日、開催される。主催は中野区と東京青森県人会を中心メンバーとした東北復興大祭典実行委員会。
今年3回目を迎えた同イベントは、中野区が主催する「東北復興祈念展」と東京青森県人会が主催する「青森人の祭典」を合同開催し、東日本大震災で被災した東北地方の継続的な復興支援のため、被災各県の復旧・復興を紹介しながら被災地の理解を深め、農水産物・工芸品・B級グルメなどの販売や観光、文化や芸能の紹介を行うことを目的としている。
中野サンプラザ会場では特設ステージを設け、各種セレモニーのほか、2日間を通してライブやパフォーマンスが行われる。両日午前中には初代津軽藩主・津軽為信の時代に始まったという「大川平荒馬(おおかわだいあらま)」踊り、両日16時30分前後には徳島の阿波(あわ)踊り・岐阜の郡上踊りと共に日本三大流し踊りと称されている「黒石よされ」踊り、2日目13時30分には陸上自衛隊第1音楽隊も登場する。
中野区役所会場では同区が職員を派遣している石巻市、東松島市、岩沼市、亘理町など各自治体の復興状況をパネル展示や映像で紹介。区役所正面玄関前ロータリーエリアでは約20のブースが登場し、「きりたんぽ鍋」「牛タン串」「ホタテ炭火焼き」などや農水産物、工芸品、グルメなどの販売も行うほか、起震車による地震体験、初期消火体験、煙体験などの防災意識向上のための体験コーナー、防衛省自衛隊の被災地救援・復旧活動の様子も紹介する。
中野サンプラザ会場の一部と中野駅北口暫定広場では「青森人の祭典」として合わせて60近くのブースが登場し、青森県内の各自治体や団体、青森に関係する団体などが「八戸せんべい汁」「黒石やきそば」「大湊海軍コロッケ」などや農水産物、青森県内の地酒などの販売を行うほか、「金魚ねぶた」絵付けワークショップも実施予定。
メーンイベントは「青森ねぶた」4基の運行で、昨年は田中大輔中野区長をはじめ、青森市長らも跳人(はねと)として参加した。中野セントラルパーク北側公道を通行止めにし、両日とも先着で集まった50人の跳人と共に運行する。跳人の衣装は有償で貸与する。
開催時間は11時~20時(26日は10時~19時)。ねぶた運行時間は、25日=18時~、26日=14時~。