なかの芸能小劇場(中野区中野5)で5月30日、落語家・笑福亭笑助さんの独演会「山形のススメ」が開催される。
笑助さんは1976年(昭和51年)大阪生まれの38歳。20歳で上京し、笑福亭笑瓶さんに弟子入り。持ちネタは古典、新作合わせて60席以上で、オリジナル落語作りにもチャレンジしている。吉本興業が2011年から始めた「あなたの街に住みますプロジェクト」では「東北住みます落語家」となり、昨年4月から山形市に移住した。
同劇場で毎年開く笑助さんの独演会は今年で3回目。古典落語「口入屋」のほか、「山形に移って1年たつけど、誰も遊びに来てくれへん。いいところ紹介するから遊びに来てや~の巻き!」と題した「プレゼンテーション落語」を披露する。出演者は三遊亭楽しいさん、ゲストは柳家喬太郎さん。2013年の同劇場での独演会には大師匠・笑福亭鶴瓶さん、2014年には師匠・笑瓶さんも応援に駆け付けている。
「山形には、住んだからこそ分かる面白いポイントや素晴らしい環境がたくさんある。たまには田舎でゆっくり過ごしたいと思ったことはありませんか?」と笑助さん。「山形はそれを見事に叶えてくれる(笑)。中野から山形までは、3時間半あれば行ける『通勤圏内』。ほとんど移動で一日が終わってしまうけれど(笑)。自分の落語をきっかけに、中野と山形を少しでも近く感じてくれたらうれしい」とも。
料金は、前売り=2,000円、当日=2,500円。申し込み方法などは公式ウェブサイトで確認できる。