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中野に「ガンダム」中心のホビーバー 客は「ガンプラ」作り、持ち込みやキープも

週2で登場する女子工作員ミハルさんと店内

週2で登場する女子工作員ミハルさんと店内

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 JR中野駅の北口二番街に昨年12月、ホビーバー「プロフェッサーTK」(中野区中野5、TEL 03-5942-8973)がオープンし、4カ月たった。

店主の小山さんとおすすめ「G系日本酒」

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 店主は「機動戦士ガンダム」放映開始から36年間ファンを続け、自他共に認める「ガンダムヲタ」でネット上では「プロフェッサーTK」「ガンダム親父」などと呼ばれている小山武史さん。小山さんは、福島県郡山市の自宅で「ガンダム」の研究を続け、集めた関連グッズは約2000商品。「ガンダム」関連情報をネットで配信していたが、他のガンダムファンともっとリアルにコミュニケーションを取りたいと思い、単身で上京、店舗を開いたという。

 店舗は秋葉原、池袋、新宿、中野で探していたが、街の特性などを考え中野に決めたという。「中野には『まんだらけ』さんをはじめとして『ビンテージマニア』が集まるというイメージ。自分もガンダムマニアなので中野に決めた」と小山さん。郡山の自宅にあった約200点の未開封の「ビンテージガンプラ(発売元であるバンダイのロゴが当時のもの)」などを中心に店舗に持ち込んだ。客は商品の一部が購入でき、その場で作ることもできるほか、完成しなかった客のために「ボトルキープ」ならぬ「プラモデルキープ」ができるという。席数はカウンターのみ10席。

 メニューは「キリン一番搾り(中ビン)」などのビール、ウイスキー、焼酎、梅酒、コーラやジンジャーエールなどのソフトドリンク(500円)のほか、清水清三郎商店(三重県鈴鹿市)「作(ざく)恵乃智」や美冨久酒造(滋賀県甲賀市)「三連星」、中沢酒造(滋賀県東近江市)「秀一」 など、ガンダムにちなんだ「おすすめG系日本酒」(800円)も用意する。

 取材で訪れたとき、すでにいた2人の客は、お酒を飲みながらプラモデルを作っていた。その後、2人が現れ、来店早々に「さあ作るぞ!」と意気込む様子も。来店客の一人は「(職場と自宅の途中ではないため)完全にここに来るために遠回りしている。でも大好きなガンダムの話で盛り上がったり、プラモデルを作っている時間は童心に返った気持ちになったりして、元気が出てくる」と話していた。

 小山さんは「ここを見つけて来てくれるお客さんは、昔はよくプラモデルを作っていたという人たちが多い。ガンダムに限らず、『プラモデル作り、昔はやっていたが大人になってからはやらなくなってしまった』という人たちに、プラモ作りに熱中していたころをもう一度思い出してほしい。ガンダムを中心としたアニメカルチャーについて、みんな楽しく会話ができるような空間にしたい」と話す。「ニッパーやカッターナイフも用意しているので気軽に立ち寄ってほしい」とも。

 営業時間は19時から客がいるまで。チャージ料金は、ファーストチャージ=1,000円、ボトルチャージ=2,000円(以上、1.5時間)、駄菓子食べ放題。プラモデル持ち込み可(キープ無料)。

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