中野セントラルパーク(中野区中野4)で10月10日・11日、明治大学・帝京平成大学・早稲田大学の学生が中心となった合同文化祭「僕等のナカノ祭」が開催される。
「大学の壁を取り払った新感覚の文化祭」をテーマにした同イベントの合言葉は「中野×文化祭×おもてなし」。明治大学・帝京平成大学の中野キャンパスや早稲田大学の中野寮が隣接しているにもかかわらず学生と地域の関係が希薄であること、明治大学中野キャンパスでは文化祭が行われていないことなどから、明治大学公認サークル「LittleFreeCampus」や帝京平成大学公認サークル「THACK」と学生団体「たら×れば」のメンバーが中心となって周辺3大学のほか、東京工芸大学(本町2)や同区内専門学校の学生らに働き掛け、同日開催される「中野にぎわいフェスタ」に合わせ初開催にこぎ着けた。
明治大学3年で実行委員長を務める村上純一さんは「中野にそれぞれ大学ができ、一気に区内外の学生が集まったが、なかなか交流できなかったり理解し合える場がなかったりしたので、大学の垣根を越えた文化祭が作りたかった。中野の素晴らしさと若者の活力で新しい『おもてなし』を生み出し、中野の街を世界に発信していきたい」と意気込む。
同イベントでは、各大学のサークルや国際交流団体、留学生によるテントでの模擬店や、特設ステージでの学生の一芸バトル、複数団体のダンスイベント、アカペラや弾き語りのライブパフォーマンス、同区内の織田ファッション専門学校(中野5)や窪田理容美容専門学校(中野4)の学生らが衣装提供やヘアメークで協力するミスター&ミスコン出場候補者男女12人によるファッションショーも開催予定。
中野区や同イベントをPRするために結成された女子大生アイドルユニット「ナカ×ナナ」も登場する。「ナカ×ナナ」は6月に行われたオーディションで選出された現役女子大生、たかまほ・たけぱん・こやまい・りん・みなみ・ひかり・あいかの7人で構成。すでにツイッターなどでダンスレッスン風景や活動状況などを発信し、注目され始めている。メンバーの一人、みなみさんは「お世話になっている中野に貢献できるように頑張りたい」と意気込む。
村上さんは「今までにないイベントになっているので、ここから新たなつながりがたくさん生まれていくと思う。中野ならではのコラボ企画など、さまざまな学生の姿をお披露目できると思うので、僕らのつくった文化祭を見にきてほしいし、応援してほしい」と参加を呼び掛け、企業協賛やイベント当日の学生ボランティアスタッフも募集している。