中野区全域を会場とする「なかのまちめぐり博覧会（愛称＝ぐるっと中野）」が10月31日から、約1カ月間にわたり開催される。主催はなかのまちめぐり博覧会実行委員会と中野区。

JR中野駅に掲げられている横断幕

　同博は、区の都市観光推進の一環として「多彩な魅力あふれるにぎわいの都市（まち）なかの」の実現に向け、商店街、企業、学校、団体などが主体となって地域資源を活用し、自主的に82の企画や運営をするイベントなどの総称。区民や来街者が魅力を楽しみ、より多く滞在・回遊することで、にぎわいや地域の交流、中野区への愛着が生まれることを目的とし、3回目の開催となる。

　内容はアニソンDJレイブやコスプレパレードなどを有するサブカルの祭典「中野文化祭」、高得点者だけが中野ものしり博士に認定される「中野区検定」、区内の西武新宿線5駅を巡る謎解きウオークラリー「ゴー!!なかのース」、鷺宮にある築92年の古民家ASAGOROでの「古民家フェス」のほか、「中野のお風呂屋さん巡りスタンプラリー」「関東バス＆哲学堂公園 東日本大震災復興支援 哲学堂公園チャリティーイベント」「アール・ブリュット展」「なかのエコフェア」「新人監督映画祭」「Human Library」などと、ワークショップ、セミナーなどが区内全域で開催される。

　イベント初日の11時から、中野サンプラザ前広場で同博のオープニングイベント「マスコットキャラクター×TIGGERS DANCE TEAMのダンスコラボレーション」を予定。「TIGGERS DANCE TEAM」は中野区を中心としたキッズチアダンスチームで、今年の2月には中学生チーム「TIGGERS　Brave」がフロリダの全米世界選手権で優勝している日本を代表するチーム。コラボするゆるキャラは、同博マスコットキャラクター「クルトン中野」、鷺宮商明会「さぎプー」、都立家政商店街振興組合「かせいチャン」、明治大学「めいじろう」、東京中野ライオンズクラブ「なっこい」、三井住友信託銀行「シンジル＆タクセル」、キリン「ごごのこーちゃん」らが登場予定。

　博覧会は11月29日まで。詳しくは「まるっと中野」公式サイトで確認できる。