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東中野・東京テクニカルカレッジ内にカフェ 各学科の得意分野生かし学生が企画

東京テクニカルカレッジ1階エントランスにオープンした「teracafe」

東京テクニカルカレッジ1階エントランスにオープンした「teracafe」

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 JR東中野駅北側にある専門学校「東京テクニカルカレッジ」(中野区東中野4、TEL 03-3360-8881)1階エントランスに2月13日、全学科の学生が手掛けたカフェ「teracafe(テラカフェ)」がオープンした。

(関連フォト)テラカフェの模型

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 カフェは、産学連携による職業教育プログラムの一環で2014年から始まった「リアルジョブプロジェクト」の総仕上げという位置付け。同校の各学科のさまざまな専門分野を学ぶ学生が、その専門分野を生かしながら連携し、自分たちのアイデアにより企画したもの。コンセプトは「つたえる、つなげる、ひろがるカフェ」。

 建築監督科、建築科、インテリア科、情報処理科、ゲームプログラミング科、Webデザイナー科、環境テクノロジー科、バイオテクノロジー科の全学科の学生が、それぞれ店舗や家具デザインや製作、ブランディングやロゴの制作、オリジナルブレンドや廃棄物再利用の研究、レジシステムや店舗で楽しむスマホアプリの開発などに取り組み完成させた。

 オープニングイベントでは、オリジナルブレンドコーヒーの提供、リアルプロジェクトの学習成果報告やテラカフェ完成までのプロセス説明、テラカフェのパースや模型の展示を行い、BGMは生演奏でバブルガムブラザーズの元ギタリストでロンドン地下鉄演奏許可書(バスキング)を日本人で初めて取得したソロギタリスト土門秀明さんが務めた。

 同プロジェクトの統括委員長兼運営企画委員長で情報処理学科2年の青木隼人さんは「いろいろな意見を統合しながらカフェを作り上げていく実際の責任者として、とてもいい経験ができたし、間違いなく卒業後の仕事に役立つと感じた。みんなの力でいいものができたが、テラカフェに完成はない。これから地域や企業の人たちと連携し進化させていきたい」と話す。

 統括委員会副委員長兼デザイン企画委員長でインテリア科 2年の三上千尋さんは「街にあるただのおしゃれなカフェを作る気はなかった。『とんがりかわいい』と決め、素材、色、形状など、みんなで議論を重ねてこだわり抜いた。『授業の一環なのでやらされている』という感じではなく、コンセプトを曲げないで自分たちが作りたいと思ったものを作ったつもり」と話す。

 今後はオープンキャンパスや卒業研究発表会などの同校行事、地域団体などのトークショーやセミナーなどのイベント開催時に同カフェを開く予定で、今年4月に同校が開設するWeb動画クリエイター科も、イベントのネット配信や制作したムービーを同カフェに設置予定の大型スクリーンに投影するなどの関わりを進めていくという。

 同カフェのオープンスケジュールなどは同校ホームページで確認できるほか、今後一般客も利用できるオープンカフェの検討も進める。

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