中野区内唯一の映画館「ポレポレ東中野」(中野区東中野4)が、普天間基地問題を追ったドキュメンタリー「ラブ沖縄」の上映を今月30日まで延長する。
普天間基地県外移設を求める県民9万人集会(2010年)のワンシーン
同作品は2004年から2012年10月のオスプレイ強行配備までの8年間を追った長編ドキュメンタリー。監督は藤本幸久さんと影山あさ子さん。
普天間基地の代替基地建設を強いられた名護市辺野古。2004年、沖縄防衛局のボーリング調査を阻止するために、連日、夜明け前からカヌーで海に出る住民たち。以来今日まで、3000日以上、辺野古の浜に座り続け、新基地建設を止め続けている。本島北部の深い森の中、24時間の座り込みで、5年にわたりヘリパッド建設を止め続ける東村・高江の住民たち。10万3000人の県民大会。「オスプレイNO、新基地建設NO」の沖縄県民の声を背に今年9月、普天間基地のゲート前に座り込み封鎖する人々。復帰後初めて基地機能が止まった。日米政府は機動隊を動員し、オスプレイ配備を強行。沖縄県民140万人の頭上をオスプレイが飛び始めた10月までを映画化した。
同作品は公開初日から大入りだったこと、朝早い時間帯でも観たいというお客さまの要望を受け、上映の延長を決めた。上映時間は、21日まで=12時~・18時30分~(15時~同時上映「ONE SHOT ONE KILL」上映)、22日~30日=10時30分~。21日~23日の上映後には藤本監督の舞台あいさつも予定する。