「中野の空に蝶を呼ぼう!」プロジェクトのプレイベントが11月3日、平和の森小学校(中野区新井3)で行われる。主催は任意団体「空から蝶」とストリートデザイン研究機構。
同プロジェクトは月に1回、季節の移り変わりを楽しみながら1年を通じて周辺地域のチョウを調査し、結果から計画を立て、食草を校庭などに植えて「チョウを呼ぶ場所づくり」を推進している。
当日は、旅するチョウ「アサギマダラ」の生態、他地域調査結果の比較などを学び、校庭でチョウの調査・庭づくりを行い、室内で振り返る。対象は小学生で、親子での参加も可能。参加無料。
アサギマダラは、温かい春に台湾から琉球列島を通って日本へ、夏は東北までまで北上、涼しくなり始める秋には再び南へ帰る「旅するチョウ」。北上するチョウと南下するチョウは子孫の関係で、同じ個体が移動する渡り鳥の移動とは異なるのが特徴。
同団体代表の道端慶太郎さんは「本年度は大阪・兵庫でも実施したが、大都会・東京でアサギマダラが呼べたらどんなに楽しいだろう。アサギマダラが安心して渡れる自然と共存した日本を創りたい」と話す。